Space of Princess 4 (ページ28)

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ジェダイの全てページ28

シディアス｢再び彼女に会いたいと思わんのか？｣

シディアスの問いにベンはフッと笑いながら

ベン｢あぁ、死ぬほどな。｣

シディアス｢死をも超越する暗黒面の力を使えばそれが叶うと言うのにか？｣

ベン｢俺のお姫様は我儘なんだ。その入れ物はお気に召さなかったみたいだ。｣

シディアスの顔が歪む。

ベン｢俺も気に入らないな。｣

シディアス｢共に立ち上がるなら、共に倒れるといい！｣

シディアスは2人にフォースを放ち拘束する。

シディアス｢見よこの有様を、、、、｣

ベンとレイの力を吸い取り力を完全に取り戻したダースシディアス。

意識を僅かに取り戻したベンはゆっくりと立ち上がる。

シディアス｢まだ立ち上がるか。｣

ベンは残り僅かな力を振り絞って棺に手をかざす。

シディアス｢やれるのか？そなたが、、、生きていなくとも姿形は愛しい女と同じなのだぞ？｣

ベン｢あぁ、だが彼女じゃない。｣

シディアス｢そうか。ではお手並み拝見だな。｣

シディアスが棺の方に手を翳し力を送ると、｢それ｣は瞳を開いた。
幽霊のようにふわりと地に降り立つと愛しい彼女と同じ声でベンに語り掛ける。

｢ベン？迎えに、、、来てくれたの？｣

あまりにも精巧なアイリスに思わずその頬に手が伸びた。
その手を嬉しそうに猫のように擦り付くアイリス。

ベン｢どうすればいいのか、、、わかってる。｣

アイリスはベンを愛おしそうに見つめる。

｢これで、あなたと永遠になれる。この銀河で。｣

ベンは一筋の涙を流しアイリスを抱き寄せる。

ベン｢愛している。永遠に。｣

そういうとベンはライトセーバーでアイリスを貫いた。
貫かれたアイリスの顔に徐々にヒビが生え、やがて砕け散る。

ベン｢待っていてくれ、、、アイリス。｣

その時、ベンをフォースで掴みかかる。

シディアス｢スカイウォーカーは1人残らず余の前から消えるといい！｣

そう言いベンを吹き飛ばし、地の底へ落ちていった。

レイ｢共にあれ、、、、共にあれ、、共にあれ、、、｣

レイはジェダイの先人たちの力を借り、立ち上がる。

それに気がついたシディアスはレジスタンスに放っていたフォースを止め、再びレイに向かって打ち付ける。

シディアス｢余はシスの全てである！！！！！｣

レイはベンが落としたもうひとつのライトセーバーを手にしクロスさせる。

レイ｢私は、ジェダイの全て！｣

つづく