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はぁ、帰ってきた
さて、早く部屋にいきますか
なんて思ってたのに
椿「なぁ、聞いてんの?」
なんでこんなことになってるんだろう
どうしてこんなことになったかと言うと
リビングで兄さんに捕まり、結婚式に来るなと言われたのだ
弥衣「聞いてますけど?てか、理由もなくそんなこと言わないでいただけますか?」
右京「理由ですか」
雅臣「強いていうなら、弥衣が傷つかないためかな」
弥衣「それって、傷つくようなことがあるんですか?」
要「妹ちゃんのためでもあるんだ。家族の為だと思ってね?」
あぁ、また利用されるのか
絵麻さんのために…
弥衣「勝手な時だけ家族ぶらないでくれません?虫唾が走ります。あと、結婚式には行きますよ。あなた達が何と言おうと」
椿「お前、いい加減にしろよ!」
弥衣「なにがです?」
梓「椿、落ち着いて。弥衣、絵麻のためなんだけど、駄目かな?」
弥衣「絵麻さんは結婚式に行っても良いのに俺は駄目なんですか?」
雅臣「…そういうことになるね」
弥衣「ふざけないでください。今までなんでも勝手に決めてきたアンタらに従う気はない。俺は結婚式に行く。それが答えです」
椿「来んな」
弥衣「は?」
椿「お前が来たら空気が汚れるんだよ!」
梓「ちょっと、椿!」
椿「お前なんか、生まれなかったら良かったのに!」
右京「椿、やめなさい」
要「言い過ぎだよ」
弥衣「そうですか」
椿「あ?」
弥衣「俺も、椿兄さん、いや、アンタらの兄弟で恥ずかしいです。それと椿兄さんを止めてるように見せてアンタらも一緒なんだろ?」
雅臣「弥衣?落ち着いて」
弥衣「俺なんか生まれてこなければよかったのに…そう思ってるんですよね?」
右京「そうじゃないんですよ?」
弥衣「否定するんですね。じゃあ、俺が挨拶をしても怒ってきたのはなんでですか?わざわざ嫌味を言ったのは?どう説明するんですか?」
右京「それは…」
弥衣「クスッ 邪魔だからで合ってますよね」
椿「そうだよ!妹は絵麻だけで充分なんだよ。それに皆思ってるよ。お前は帰ってこなくていいってな」
分かってた。必要とされてないくらい知ってた
なのに、どうして傷ついてるんだろう
弥衣「そんなこと、言われなくても知ってましたよ」
椿「え?」
弥衣「態度で分かるに決まってるじゃないですか。まぁ、結婚式には行くんで。それでは、失礼します。おやすみなさい」
俺は部屋に戻った
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菜々子(プロフ) - 星奈さん» そう言っていただけて嬉しいです!まさか泣いていただけるとは…!これからも頑張りますね (2018年9月21日 16時) (レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
星奈 - 夢小説で初めて泣きました。こんなに泣いたことないってくらい…。本当に感動。これからも頑張って下さい!陰ながら応援しています。 (2018年9月19日 21時) (レス) id: 06bbc7b5d5 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - 破壊神ウツギさん» ご感想、ありがとうございます!感動していただけてとても嬉しいです。 (2017年8月28日 11時) (レス) id: 463fc95b3a (このIDを非表示/違反報告)
破壊神ウツギ - 感動しました(≧∀≦) (2017年8月28日 2時) (レス) id: c5cab26726 (このIDを非表示/違反報告)
破壊神ウツギ - 読んでいたら、涙がでやゆそてきました。・゜・(ノД`)・゜・。 (2017年8月28日 2時) (レス) id: c5cab26726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々子 | 作成日時:2017年1月17日 22時