・ ページ2
周りの人が驚いてるのなんかお構い無しに私は父親の顔面を足蹴にする
藍子「なんのために私がアンタの犠牲にならないといけないの？アンタは私のなんなの？お母さんを殺して私を1人にしたくせに…！」
ドロドロした感情をただぶつける
もういいよね？
だってさ、これまで散々我慢してきたんだし？
最後くらい文句を言ってもいいだろう
藍子「お母さんを海に捨てた時どんな気持ちだった？これで自由になれるとでも思ったの？私が不幸になるって思わなかったの？答えろよ！」
「そんなの、知った、ことか…！」
やっぱりどうでも良かったんだよね
そうだよね。それならさ…
「なら私も同じだよ。あんたのことなんか知ったこっちゃねぇんだよ！助けろ？笑わせないで。こっちに助ける義理なんかないんだよ！」
もう一度蹴り飛ばし、私は後ろを振り返った
紫色の頭の七三分けの人が私の手に何か乗せた
銃だ
藍子「これは…？」
そう聞くと笑顔で『殺らねぇの？』と聞かれた
私の獲物ではないんですけど…？
藍子「…好きにしてください。酒は浴びるほど飲んでたので肝臓は売れないかもですけど、タバコはしてないので肺は綺麗だと思いますよ？」
そう答えると吹き出すように笑われた
そして私を引き寄せ耳元で『耳塞いで目を閉じてな』そう言われて急いでそうすると同時に発砲音が聞こえてきた
グチャリと倒れ込む音を聞き私は再び父親であった人を一瞥した
死体の近くにいくとどんな表情で殺されたのか分かる
ざまぁみろ、というのは性格が悪いことだろうか
ピンクの頭の人が私の肩を突き飛ばすように足蹴にし私の額に銃を突きつける
藍子「うわっ…きったな…！」
血溜まりの中に思いっきり尻もちをつき、ドロっとした感触が手に広がった
紫のクラゲ頭の人が申し訳なさそうに私を見た
ピンク頭の人が『最後に言いたいことあるかぁ？今なら聞いてやるよ』と聞く気があるように見えない顔で質問してきた
そんなもん特にない
けど、なんであの人たちがこんなことになったのか理由は聞きたい
それに…
藍子「最後くらい美味しいものお腹いっぱい食べたかったなぁ…」
そうボヤくと私を囲う3人の男は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした
「「「は？」」」
人の遺言聞いといて『は？』はやめろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 587人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜々子(プロフ) - 月宮莉夢さん» ありがとうございます！ありがたきお言葉…！嬉しいです！ (2022年6月5日 23時) (
レス) id: 985800c53e (このIDを非表示/違反報告)
月宮莉夢 - うん、神 (2022年6月5日 0時) (レス) @page17 id: b5f61b261d (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ATR214YSさん» こちらこそありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！頑張ります！ (2021年12月13日 0時) (レス) id: 985800c53e (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - このお話好きすぎますっありがとうございます！更新頑張ってください。お疲れ様です！ (2021年12月11日 22時) (レス) @page35 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます。分かりました。また後日貼らせていただきますね！ (2021年12月7日 21時) (レス) id: 985800c53e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜々子 | 作成日時：2021年12月1日 23時
