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グラウンドに着くと何やら騒がしかった
御幸「何かあったのか？」
奏良「さぁ…どうしたんだろ」
フェンス越しにグラウンドを見ていると藍子と倉持がキャッチボールをしているのが見えた
奏良「一也、あそこ。藍子がキャッチボールしてる」
御幸「マジかよ」
よく見てみると変化球？
というか、あのフォームどこかで見たことある気がすふ
奏良「一也、藍子のフォーム、見たことあるんだけど…見覚えない？」
御幸「え？」
そうだ
ずっと何回も見てきたんだ
テレビでも、家でも…
忘れるはずがない
でも、ありえない
藍子がアイツの…柏木幸夫のフォームに似てるなんて
似てるなんてものじゃない
そっくりなんだ…
奏良「聞く…？いや、そんなこと聞けるわけない」
去年のことは今でも鮮明に覚えている
特に藍子の父親からの暴力のことは…
藍子は父親をかなり嫌ってる
聞けば真実が分かるのかもしれない
でも、ここで聞いたら…
藍子にとって踏み込まれたくないことなら聞かない方がいい
御幸「…確かに誰かに似てる気がする、誰だ？」
…あれ？藍子の幼なじみである一也も分かってない？
ということは気のせい？
私の気にしすぎなのか？
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菜々子(プロフ) - 宇治抹茶さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年7月8日 16時) (
レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 面白かったです。続編早く読みたいです頑張ってください (2019年7月8日 7時) (レス) id: 758e7ee19b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子 | 作成日時：2019年7月7日 20時
