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亮介「奏良が疫病神?何言ってるの?なわけないじゃん」
奏良「亮ちゃんこそ何言ってるの?私のせいなのに…」
私が入部しなければ写真部は平和だったのかもしれない
亮介「他のヤツが退部したのも先生が辞めたのもそれぞれ自分で考えて決めたことだろ?奏良の何を知ってて『疫病神』なんて言ってるのか知らないけど、気にしなくていいんじゃない?」
奏良「そうなんだろうけど…」
春市「おまたせ、兄貴!あ、奏良ちゃんも一緒に帰るの?」
年下の幼なじみ小湊春市
亮ちゃんの弟くんだ
亮介「奏良、どうせ今日もお母さん帰って来ないんだろ?ごはん食べていきなよ」
奏良「え、でも…」
春市「今日はお好み焼きだったよね」
亮介「奏良に拒否権なんてないから」
亮ちゃんはたまに横暴な時があるけど優しい
春ちゃんも私に変わらず声をかけてくれる
兄弟揃って優しいよね
まもなく亮ちゃんは東京にある学校、青道高校に行った
奏良「ただいま」
そう小声で言う
二階からはお母さんの甲高い声と男の人の声
何をやっているかなんてすぐに分かる
そういう時は絶対1階にある自室に入って音楽を聞く
内側からは鍵をかけて誰も入れないようにする
奏良「亮ちゃんは東京か…いいな」
高校では普通の子と同じように過ごそう
左目は前髪で隠してなるべく目立たないようにしよう
奏良「そうだ、傷跡…」
今まで散々付けられてきた痣や傷
奏良「隠さないと…」
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菜々子(プロフ) - 宇治抹茶さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年7月8日 16時) (レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 面白かったです。続編早く読みたいです頑張ってください (2019年7月8日 7時) (レス) id: 758e7ee19b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々子 | 作成日時:2019年7月7日 20時