自称疫病神ちゃん

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いや、まさか、そこまで…

一也って…そんなにサッカーできなかったんだ

うん、なんかごめん

普通にできるけどできないって言ってるのかと思ってた

奏良「一也、本当にサッカー下手なんだね」

倉持「ヒャハハ！だから言っただろ、谷津重」

いや、まじでびっくりしてるよ

澄川「さっきから見事に空振りばかりですね…ある意味すごいかも」

御幸「だから俺、言ったのに…」

これは見てられないかも…

奏良「はぁ…一也、もっとボールをよく見て蹴ってみれば？前見て蹴るのも大事だと思うけどね」

御幸「ボールを見る…」

奏良「遠くに飛ばすことじゃなくて相手のところに届かせる感じ…キャッチボールも相手のことを考えて投げるんでしょ？それと同じこと。１回倉持のところに蹴ってみたら？あ、見るのは倉持じゃなくてボールな。じゃないとまた空振りになるから」

上手く説明できないのが腹立つ

語彙力欲しい

倉持「おー、初めて御幸からちゃんとしたボールが来た」

御幸「ボール、蹴れた…」

喜ぶところそこか…

まぁ、楽しそうでなによりだよ

奏良「さっきの感じを忘れないようにね」

御幸「もう1回する」

子供みたいに目が輝いてる…

そんな顔もするんだ

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