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お母さんの浮気相手は柏木幸夫
有名な野球選手か…
まぁ、私にはどうでもいい
私はこの家から絶対出るんだ
高校になったらここから離れて自分の人生を好きなように使うんだ
こんな暴力にまみれた家、出てやる！
学校では常に一人
誰も近づいて来る人なんていない
ちょうどいい
一人は楽だ
今日も誰もいない部活に顔を出す
部活は写真部
と言っても私が入ったことで他の子は部活に顔を出さなくなった
写真を撮るのも見るのも好きだった先生も私を『疫病神』だと言い辞めた
また、私のせい…
私が入ったから…
そう、だよね。やっぱりこの目のせい…
いや、私自身の問題なのかな？
この目じゃなくて、私自身が疫病神だったのかもしれない
奏良「野球部…」
たまたま通りかかったグラウンド
いつも野球部が練習してる
投げて、打って、走って、泥まみれになって…
奏良「キラキラしてる…」
そう思ってカメラを構えたけどシャッターは切れなかった
構えた瞬間、何故か冷めていった
どうしてだろう
景色はこんなにも綺麗で自然とシャッターを切れるのに…
亮介「奏良？こんなところで何してるの？」
奏良「亮、ちゃん…」
幼なじみで一つ年上の小湊亮介
何故か中学になっても声をかけてくれてる
私からしたらかなり変わってる気がするけど、話しかけてくれるのは嬉しかったりする
ユニフォーム来てるってことは野球部の練習は終わったのか
亮介「あれ？もしかして写真部？へぇ、活動してるんだ。先生が『写真部の顧問なんてやってられるか』って言ってたからてっきり解散したのかと思ってたよ」
奏良「それ、私のせい」
亮介「え？」
奏良「私が、疫病神だから…他の人も退部した。先生も辞めたの」
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菜々子(プロフ) - 宇治抹茶さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年7月8日 16時) (
レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 面白かったです。続編早く読みたいです頑張ってください (2019年7月8日 7時) (レス) id: 758e7ee19b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子 | 作成日時：2019年7月7日 20時
