自称疫病神ちゃん

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御幸「藍子、やり過ぎ。

今回は谷津重がいて、証言してくれたから一方的にあっちが悪いことになったけど、谷津重いなかったら藍子も悪者にされてたかもしれないんだぞ。分かってんのか？」

澄川さん、御幸くんにめちゃくちゃ怒られてる

澄川「…」

御幸「こら、藍子、無視しないの」

奏良「私のせいで…ごめんなさい」

また傷つけちゃった

やっぱり疫病神かもしれない

澄川「違います。谷津重さんのせいじゃないです！私が1人にしたから…こちらこそごめんなさい」

奏良「澄川さん、優しいね」

澄川「え？」

奏良「あんなに怒ってくれたの澄川さんぐらいだから」

ずっと私が悪いって言われ続けてた

だから仕方ないって思ってた

奏良「ありがとう、澄川さん」

澄川「…と、友達が傷つけられてるなら助けるのが当たり前ですからね！

それより、卵でベタベタしますよね。寮に行ってシャワー借りましょう」

そうか、澄川さんは寮生活だっけ

澄川「御幸くん、倉持くん、先生に言っといてください」

倉持「次の授業は高島先生か、分かった」

澄川「あ、あとこれ、倉持くんも御幸くんもいろいろ手伝ってくれましたからね。自分で食べてもいいし、他の人にあげてもいいし、好きなようにしてください。

谷津重さん、行きましょう」

澄川さんは御幸くんと倉持くんにさっきの時間作ったお菓子を渡して私の手を引いて職員室に行った

澄川「失礼します、片岡先生いますか？」

片岡「藍子か、どうした」

澄川「さっきの時間、調理実習だったんですけど、卵が頭や顔、体に直撃し続けてベッタベタになったので寮のシャワー借りてもいいですか？」

なんでそれが普通に片岡先生に言えるのだろうか

私だったらこのまま授業受けてた…

片岡「…大変だったみたいだな、好きに使え」

澄川「ありがとうございます。許可ももらったので、谷津重さん、行きましょう」

奏良「あ、うん…」

澄川「服は…私の貸しますね。洗濯して明日にでも返します」

奏良「いや、そこまでしてもらうのは悪い。制服、このままでいい」

そこまでしてもらうのは申し訳ない

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