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藍子が廊下で百面相している一方で中では会話が続けられていた
無花果side
勘解由小路「はぁ…さすがに緊張してきた」
藍子に直接会うのはいつぶりだろうか
そもそも、昔のこと過ぎて藍子は私のことなんて覚えてないのではないのだろうか
そんなことを考えてるいると私の補佐をしている蒔苗エリが笑っていた
蒔苗「クスッ どうしてあなたが緊張するんですか、局長」
勘解由小路「蒔苗、茶化すな。それと、今は仕事場ではないし、仕事の用事でもないから局長はやめろ。あと、その敬語もな」
昔からの友人でもあるから仕事以外で敬語で話されるのは少し照れくさい
蒔苗「だったらあなたも私のこと、普通に呼んでくださいな。無花果」
そう言っていたずらっ子のように笑う姿は昔と変わらない
勘解由小路「分かったよ、エリ。それにしても、藍子に呼ばれるとは思わなかったな…」
蒔苗「無花果はいつも呼び出す方だものね。
突然何かをするのは雪華と変わらないわね」
そうだった。
藍子の母親の雪華もいきなり呼び出すのが当たり前だった
勘解由小路「さすが、親子と言うわけか」
蒔苗「フフッ さて、そろそろ藍子が来る頃ね」
エリがそう言うと同時にノックの音が聞こえた
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rikoriko51(プロフ) - 菜々子さん» いえいえ、大丈夫ですよ! (2018年12月19日 0時) (レス) id: a789258bf1 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - rikoriko51さん» 教えて下さりありがとうございます。直しておきます!すみませんでした。 (2018年12月18日 18時) (レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
rikoriko51(プロフ) - 観音坂が観音座になってますよ。 (2018年12月13日 15時) (レス) id: a789258bf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々子 | 作成日時:2018年11月16日 21時