マジックショー6

230 ページ10

違法マイクを使った父親のラップ

今のところ、特に異常はない

左馬刻「藍子！大丈夫か！」

黒南「あ、はい！大丈夫…」

そこまで言いかけた時だった

黒南「…っ！ゴホッゴホッ！ガハッ…！」

後からダメージが来たのか、咳き込んでしまった

手を見ると血が付いていた

竜也「ほう、膝も付かないのか…」

いや、そこまでじゃない

銃兎「藍子！」

黒南「あ、そんな大したことじゃないです。遅延性の毒を食らった感じです」

左馬刻「いや、それ問題だろ」

黒南「とにかく！邪魔はしないでください！」

せっかく自分の手で目の前のヤツを倒せるんだ

チャンスはものにしないと、ね！

私はマイクを起動させ、リリックを叩き込んだ

黒南「やぁやぁ、ご無沙汰。そうでもないか。

あなたは処刑台にご招待。
断頭台にお登りくださーい。

用がないならお帰りください。

人に差し出す薄い救い、所詮お遊戯くだらない！

その考え貫く、深く深く！

あなたの甘い思考回路、私がこの手で打ち砕く！」

竜也「ぐわぁぁぁあ！」

…ヤバい、周りの取り巻きが起きて来てる

やっぱり、左馬刻さん達みたいに一撃で機能停止にはできないな…

とりあえず…

黒南「銃兎さん、周りの取り巻きは私がなんとかするのでその間にとっ捕まえて下さい！」

銃兎「わかった！」

黒南「さて、皆さんの相手は私ですよ…"黒南さんの娘"じゃない…私は、"黒南藍子"だ！覚えて帰れよ、雑魚ども！」

もう少しだけ、頑張りますかね

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←229

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す