マフィアと探偵 番外編 ２

23話 ページ24

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ドォォォォォン！！！





ぶつかり合った刃が一瞬で爆発を起こし視界が煙に覆われた。





灰原「ちょ、ちょっと……！！」






腕を覆い目を開けた灰原は二人に声を掛けるが全く反応がない。すると、





コナン「灰原！！」



沖矢「どうかしましたか！！」





爆発音を聞きつけただろうコナンと沖矢が駆けつけてきた。





灰原「知らないわよ！！ここに来た途端殺しあってたのよ！？」



コナン「殺し合い！？」





そんな灰原の言葉に驚愕したコナンは思わず二人がいるであろう方向に視線を向けると、






アレク「………チッ」



リンネ「………ゲホッ」






互いに血を流し刀は何処かへ飛ばされていた。






アレク「それが……お前の…答えか」



リンネ「だったら何……？」



アレク「いや、記憶を本気で取り戻すか確かめただけだ。いいだろう今戻してやる」



リンネ「……！！」






アレクの言葉に目を見開いたリンネ、そしてアレクのおしゃぶりが光りだすとリンネの体が光りに包まれた。






アレク「真実を知った上でどうするかはお前に任せる」





そう言うとアレクは鶴姫を拾いその場を後にした。






リンネ「……そうならそうと言えよ、バカ」







ポタ、ポタ……







板の間にか雨が降り始めリンネは目を閉じるとばたりと倒れ込んだ。





コナン「リンネさん！！」



灰原「何であんな無茶したの！！」






コナン達が駆け寄り何か言っているものの取り戻した記憶が頭に浮かび反応がない。






リンネ「…………コーデリア」



コナン(コーデリア？その人……まさか！！)



沖矢(リンネの母親の名前か)






その言葉に深く考えているとリンネはゆっくりと起き上がり紅姫を拾ってゆっくりと歩き始めた。







コナン「リンネさん！」



灰原「待って江戸川君！」






追いかけようとするコナンを灰原が止めると、真剣な表情で口を開けた。





灰原「今は一人にした方がいいわ、あの人の為にも」



沖矢「えぇ、どうやらその方がいいですね」

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