9、前職中テ ページ11
太「なにね、定番なのだよ。新入りは先輩の前職を中てるのさ」
中「はぁ…じゃあ…
谷崎さんと妹さんは……学生?」
潤「おっ。中ッた、凄い」
ナオ「どうしてお分かりに?」
中「ナオミさんは制服から見たまんま。谷崎さんのほうも…齢が近そうだし、勘で」
なかなか鋭いな。
太「やるねぇ。じゃあ国木田君は?」
国「止せ…俺の前職など如何でも…!」
中「うーん、お役人さん?」
『うわー惜しい』
太「彼は元学校教諭だよ、数学の先生」
中「へえぇ!」
国「昔の話だ、思い出したくもない」
『問題を間違えただけでチョーク飛ばしそうだなこの教師』
国「やるわけがないだろう!」
太「じゃ私は?」
中「太宰さんは…」
じっ……と太宰を観察する敦。
徐々に険しくなっていってる。
国「無駄だ小僧。武装探偵社七不思議の一つなのだ、こいつらの前職は」
中「こいつら?」
潤「藤原さんも分からないんですよね。
最初に中てた人に賞金が有るンでしたっけ」
『あー、そだっけ?』
太「そうなんだよね。誰も中てられなくて懸賞金が膨れあがってる」
国「俺は溢者の類だと思うが…それを云うとAも、とゆうことになってしまう…だが太宰のような奴が真面な勤め人だった筈がない」
よくわからん、といって眼鏡をあげる国木田。
私と太宰が同じ職業だった事が未だに信じられないらしい。
『この件の話はパス。前職についてはノーコメントで』
中「ちなみに懸賞金って如何ほど」
またか敦。
太「参加するかい?賞典は今___
七十万だ」
(ガタッ
敦の眼つきが変わる。
中「中てたら貰える?本当に?」
太「自 殺主義者に二言は無いよ」
その後直ぐに敦が
勤め人、研究職、工場労働者、作家、役者
とあげていくが、全て違う。
太「役者は照れるね」
『照れんなキモイ』
でも案外向いてるぞお前。その無駄な演技力有効活用してこい。
中「うーん、うーん」
国「だから本当は浪人か無宿人の類だろう?Aと同じなど嘘だろう」
太「違うよ。この件では私は嘘など吐かない。Aとも同じ職業で間違いない。
うふふ、降参かな?じゃ此処の払いは宜しく〜」
国「あっ!」
ピピピピピ
潤「うン?
ハイ……え
依頼ですか?」
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ましろ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます!中て、の漢字と当て、の漢字は意味が同じだそうです。というのも私も調べながら使用しております(^_^;)なので、誤字ではないです!ただ常用では無い方の漢字を使用しただけになります! (8月26日 19時) (レス) id: aa54ca032f (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - このお話読んだばかりですが面白くて好きになりました。質問なんですが8.9話くらいの会話であった中てたらって当てたらの間違いですか?誤字なのかなと気になりました😖 (8月17日 21時) (レス) id: a9005c748b (このIDを非表示/違反報告)
桜川 奈々(プロフ) - Mさん» Google先生に翻訳して頂いております( ̄^ ̄゜) (2020年10月8日 1時) (レス) id: 9c4eef1db5 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - スペイン語喋れるんですか?! (2020年3月17日 5時) (レス) id: 5bd05575e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜川 奈々(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!続編さっき出しました!本篇まだですが早めに更新できるようにしますね! (2016年6月9日 23時) (レス) id: d2923cd544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈々 | 作成日時:2016年3月20日 21時