【名探偵コナン】証拠隠滅と捏造ならお任せあれ3

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「ふぁぁ…はざす」

「遅い！」


佐藤さんにいびられながら鑑識作業する俺。
まぁ現場は昨日の外国人の遺体発見現場の事。

…あ、やべっ
兄貴に確認すんの忘れてた…



…ま、いいか、今すれば。




「佐藤さん、一応遺体の写真見せてもらっていいですか」


「これよ」



佐藤さんの隙をついて遺体の写真をスマホで撮った。




「ありがとうございました」


「ええ。何か見つかったらすぐに教えるのよ？」


「はい」



そのまま作業してるフリしながら兄貴に写真を送った。
そして電話をかけた。




「…写真のはFBIの人か？」


『ああ。間違いないな…確認できて良かったよ』


「やっぱりな…」


『やっぱり、ということはFBIの捜査官だという手がかりでもあったのか？』


「いや、現場に手がかりはねぇけど、昨日奴らが…」



「ちょっとA君！！！！」



「げ…」


『おい！奴らが何だって？』



「仕事中なんだけど？」



佐藤さんにスマホを取り上げられた。
…一応取り上げられる直前に電話は切っておいたが。



「誰と電話なんてしてたのかなぁ？？」



「…別に誰でもいいじゃないっすか」



「鑑識作業進んでないのよ、わかってる？」


「それは俺のせいじゃ…いだだだだだ…」


久しぶりに佐藤さんにこめかみをグリグリされて、かなり痛かった。




「…で、何か見つかった？」


「ここ、意外と人通りも多いせいでゲソ痕だって多すぎて判別できないっスよ」


「A君でもそうなら仕方ないわね…
手がかり1つないなんて、相当な…プロの仕業ね」


…まぁジンさんのらしき髪の毛1本見つけたんだけどな。絶対本人には辿り着けないが、隠滅はしておいた。




そう…



完璧な犯罪組織としていてもらわねば…



今はまだ…




「つーことでスマホ返して貰えます？」


「あ、忘れてたわ。はい」



「…は？充電切れてやがる」


「別に私使ってないわよ？」



…ああ、そういや昨日家帰ってすぐ寝落ちたし充電してなかったんだよな。逆によく朝までもったなって言うべきだな。



…てか詰んだよな

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