114 ページ15
「あれ〜？もしかしてA君？！♡」
「貴女は…」
阿笠邸を出たところで、隣の家の住人に捕まった。
「お久しぶりです…」
「さ、入って入って！車もこっちに停めていいから！」
工藤邸の駐車場に車を停めさせられ、家の中に招かれた。…まぁ監視もいねぇし、大丈夫か…
「おや君は…」
「お久しぶりです…優作さん、」
「外で偶然会ったのよ〜♡」
「A…何故ここに？」
「阿笠さんの所の女の子を送り届けに…
というか、お2人は日本に居られたんですね」
「ええ、この前からね！」
「ことの次第が落ち着くまで日本にいる事にしたんだ」
「そうでしたか…」
「Aくん今日泊まって行ってー？夜ご飯まだでしょ？」
「おいおい有希子…」
「えっと…」
「明日仕事は？」
と、兄貴。
「まぁあるけど…」
「明日ここから行けばいいもの！決まりね！シチューが余ってるから、さ、食べて食べて」
「すみません有希子さん…お言葉に甘えさせて頂き、泊まらせてもらいますが……シチューは明日頂きます…」
帰りの運転しなくていいと思ったら…
「もう眠さ限界…」
倒れそうになったのを受け止めたのはそりゃ当然兄貴で…
だって俺…１回寝たらもう起きたくないタイプだもん…
志保をここまで送って来たので限界越えてる…
泊めてくれてありがとうございます
おやすみなさい。
秀一side
「だ、大丈夫？！」
有希子さんは急に倒れた弟を心配しているが…
「ご心配には及びません…寝てるだけですので」
「え？！寝たの？！」
「睡魔に襲われたら所構わず寝る奴ですので…
泊めると言って下さりありがとうございます、このまま運転して帰っていたら恐らく居眠り運転をしていたでしょうから」
「組織について彼に聞きたかったが…それは明日にしようか」
「すみません、」
とりあえずAはソファに寝かせた。
当然、仕事帰りで風呂には入っていないだろうから。
「本当、秀一にそっくりね」
Aの寝顔を覗き込む有希子さん。
「もう1人の弟にも似ていますよ」
「あらもう1人いるの？！」
「はい、棋士の羽田秀吉…ご存知ですか？」
「えぇっ！太閤名人も兄弟なの？ハイスペック過ぎ…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 681人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青魔道士 - 面白いです!! 哀ちゃんと夢主くんにめちゃキュンキュンします!! 黒鉄の魚影を見てからこんな小説を探してました!!これからも無理のないように更新頑張って下さいいつまでも待ちます!! (10月17日 7時) (
レス) id: 9d0898b86e (このIDを非表示/違反報告)
山さん - ひぇぇぇぇ…………続きが気になり杉田玄白……無理のない程度に更新頑張ってください！！まってまァァァス！！ (2022年5月23日 6時) (レス) @page46 id: 3ec1933ec5 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» きゃぁぁありがとうございます！更新遅くて申し訳ないです🙇♀️ (2022年3月27日 20時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - やまはさん» ありがとうございます！！更新遅めですがこれからもよろしくお願いします🙇♀️ (2022年3月27日 20時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - んにゃーー、好きです〜。何度も読みに来てしまいます！ (2022年3月21日 5時) (レス) @page30 id: c5cc39e3a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふー | 作成日時：2021年9月9日 0時
