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「Aくん…?」
「ん…ちょっと思い出してただけ…」
「そっか…お姉ちゃんの事、大好きだもんね」
「…それはイジられてんのか?」
「…っ…そうだよ」
「?」
何か、変だったか?
「お前も、あのメガネのガキの事好きなんだろ?」
「は?!何言ってるの?子どもは恋愛対象じゃないんだけど!」
「そ、そうか…」
勢いが怖ぇよ。
逆に怪しいぞ…って言ったらキレられそうだからやめておこう。
.
『Aくんさっき教室で告白されてたでしょ』
『何で知ってんだよ』
…夕陽が眩しい河川敷、チャリで2ケツしてた
高校の時か…
『見てたもん』
『覗き見って嫌われるぞ』
『大丈夫、Aくん程嫌われてないから』
『…そういう事言ってると俺に嫌われるぞ』
『嫌いになっちゃうの?』
落ちないように抱きついてくる明美。
心臓の音が聞こえてないか心配だった…
『あんまりうぜぇとそうなるかもな』
『えー…じゃあ…今は好き?って事でいいんだよね』
『はっ?!//何でそうなった?』
『だって、"嫌いになるかも"ってことは今はそうじゃない…つまり"好き"って事でしょ?』
『ばっ//…突き落とすぞ』
『かわい〜Aくん』
『マジで黙れ』
『顔赤いよ?』
『チッ…夕陽のせいだ』
…何で言わなかったんだろうな
.
「…ん…?」
寝てた…か。
「?!」
少し右腕に温もりを感じて、見ると…
壁よりかかって寝ていた俺と並んで寝ていた志保が、俺によりかかっていた。
「フ…」
結構横顔似てんのな…
って、やべ、今何時だ?
…21時…中身は18歳でも見た目は小学一年生…!
こんな時間まで連れ回してるのはやべぇだろ
案の定、少し離れたところに置いてあった志保のスマホが鳴っていた。
起こさないよう、なるべく動かないで腕を伸ばしてスマホを取った。
"江戸川コナン"
と、画面に表示されていた。
…ちゃんと心配してくれるナイトがいるんじゃん?
『もしもし灰原?!お前こんな時間まで何してんだ?!!今どこにいる?!大丈夫か?!!』
…うるせぇガキの声。
寝起きの俺、結構期限悪ぃんだぞ…
まぁ21時になっても帰らなきゃ心配するか…
「俺だ…悪ぃ、寝てた。今から送る」
『え?Aさん?!あ…まだAさんと居たんだ…良かった…灰原は?』
「一緒だ、すぐ送り届ける」
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青魔道士 - 面白いです!! 哀ちゃんと夢主くんにめちゃキュンキュンします!! 黒鉄の魚影を見てからこんな小説を探してました!!これからも無理のないように更新頑張って下さいいつまでも待ちます!! (10月17日 7時) (レス) id: 9d0898b86e (このIDを非表示/違反報告)
山さん - ひぇぇぇぇ…………続きが気になり杉田玄白……無理のない程度に更新頑張ってください!!まってまァァァス!! (2022年5月23日 6時) (レス) @page46 id: 3ec1933ec5 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» きゃぁぁありがとうございます!更新遅くて申し訳ないです🙇♀️ (2022年3月27日 20時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - やまはさん» ありがとうございます!!更新遅めですがこれからもよろしくお願いします🙇♀️ (2022年3月27日 20時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - んにゃーー、好きです〜。何度も読みに来てしまいます! (2022年3月21日 5時) (レス) @page30 id: c5cc39e3a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふー | 作成日時:2021年9月9日 0時