お兄ちゃんはあげません。【降谷零】

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コナンside



公安警察の立場と年齢からして娘という可能性は低かった。歳の差的に言えばその線もあったけど。




俺の予想通り、実の妹らしい。








「けど、秘密だぞ？」





「！うん」






「お兄ちゃん！」




「はいはい、」





俺に構ってるのが気に食わないのかAちゃんは安室さんに抱えられながら怒っていた。



…可愛い。あ、普通に子どもとして、な。








「Aちゃんを迎えに来てくれるっていう知り合いのお兄ちゃんて安室の兄ちゃんの事だったんだ？」




「あぁ、そうだよ。コナンくん夕飯ここで食べて行くかい？」





「今日は蘭姉ちゃんがカレー作ってくれるから大丈夫」





「そっか。蘭さんの料理は美味しそうだし、欠かすわけにはいかないよね(ﾆｺｯ」




「…/」






「Aちゃん、サンドウィッチ食べる？」





「食べる！」





「じゃあ、いい子で待っててね」





「はーい」






「すみませーん」




「はい！ただいま参ります」






安室さんが他のお客さんに呼ばれた。








「コナンくんも、サンドウィッチ食べよ？」





「あ、う、うん/」







…さすがにこのレベルの可愛さには勝てねぇ、
女子小学生恐るべし。←









それから安室さんの仕事が終わるまでAちゃんとサンドウィッチを食べて待っていた。





「コナンくん、少しいいかい？」






シフトを終えて、着替え終わってきた安室さんに呼ばれた。









「実は君にお願いがあるんだ、」




「？」





「Aの事を頼めないか？
今までは実家で暮らしていたんだが、いろいろあって僕と住まなければならなくなってしまって、


立場上Aといるのは危険で、
なるべく離れて見守るつもりだが、万が一の時以外はね。




普段、何かあったらすぐに教えて欲しい」






「それくらい任せてもらって大丈夫だよ」





「ありがとう」

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