マフィアに拾われた【文スト】

れ ページ7

首領と幹部の会話が終わり、首領が私に微笑む。

「A君には、真実を伝えよう。」

幹部の衣嚢からは、1つの…鞠羽の日記！

「何処でそれを！」

「君は狐。ずる賢い組織のリーダーだ。」

は？狐？

困惑する私なんてお構い無しに首領は話を続ける。

「君の異能は精神操作。そして君の孤児院の親友も異能力者だ。鞠羽君というみたいだね。その子の異能は、異能に主人を守らせるというもののようだ。つまり、君が狐のことを忘れていたのは、君の異能が危険を察して狐から逃げたということ。ここまでは私の考えだ。理解出来ているかい？」

鞠羽も、異能力者？

狐…

＿『霧矢がポートマフィアに殺されたんだ』

＿『狐の王として』

「思い出しました。私は狐。ポートマフィアを潰そうとしたから、ポートマフィアに私が潰されることをこの異能は恐れて、ということですか？」

それしか考えられない。結果的に鞠羽は私を守った？ということは鞠羽は私のこと、嫌いではなかった？私は、意味もなく殺したの？

「まぁ、ということで、今後一切ポートマフィアに関わらないでくれ。

…2度目はないよ」

そこからのことはよく覚えてない。

気づいたら狐のみんなの元にいて、鞠羽の日記を読んだ気がするけど、内容は覚えてない。

1つ覚えているのは、みんなの顔が心做しかいつもより怖かったことかな。

…今日は気を休めて、明日、墓参りに行こう。

「………」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
みなさんならもう察したかな？

た→←わ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す