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私の異能は精神操作。

でも孤児院の皆は仲良くしてくれる。

鞠羽(みつは)っていう子がいてね。とっても大人っぽいの、同い年なのに、不思議。

私は口が悪いから矯正中。鞠羽の大人っぽさなんてない。

皆大好きだけど、鞠羽が1番好き。

こんな生活がずっと続いて行くんだと思ってた。

20歳になったら孤児院の先生になるか、出ていくかなんだって、私は皆といたいから勿論先生。鞠羽は大学に行くから出ていくんだって、ちょっぴり寂しいけど、私と鞠羽は親友だもの。

固い絆で結ばれてるから大丈夫。


夕食の後、私がお皿を運んでいると、皆が集まってヒソヒソと何かを話していた。

女の子は噂が大好きだから、また噂を話していると思ってた。

でも、男の子も、先生も皆集まってたから、驚かしたくなって、そっと近付いた。

「…!」

ガシャンっと大きな音を立てて、皿が床に落ちた。普段ならすぐ片付けていたけど今回は違った。

皆、私が落としたお皿の音に吃驚して、振り返った。
恐怖に染まりきった顔をした孤児院の皆と先生。

「…聞いてたの?」

聞いてたよ。

私の異能気味悪がってたけど、利用できそうだから仲良くしてたんでしょ

皆揃って否定してるけどさ、

「何が違うの?『本音は?』」

ついカッとなってまだ操りきれてない異能が発動した。

「気味の悪いアンタが大嫌いだった。」

「精神操作で好きな事し放題だから仲良いフリしてた。」

「アンタが好きな人なんてこの孤児院にはいないと思うよ。」

「気持ち悪い。こっち来ないで」

「『黙れ』」


鞠羽が居ない。

「鞠羽!!」

私の声を聞いてか、お皿の割れた音に反応したのかは分からないけど、鞠羽が孤児院の2階から降りてきた。

「お皿割れてるじゃん!片付けないと…A?怖い顔して、どうしたの?」

「鞠羽は私の事どう思ってる?」

異能をかけないように、まず鞠羽の意思で言わせる。

「勿論大切な家族で親友で大好きな人。」

もしそれが本当だとしても、私に嘘かどうか確かめる術はない。

「嘘だ。私の異能のこと気味悪いと思ってたんでしょ!」

「…!私は皆と違って__」

「『黙れ』」

・・・

小さな光がゆらゆら揺れる。

落とせば、たちまち光は大きくなるでしょう。

熱い?苦しい?

…誰が喋っていいと言ったの?

さっさと死ね。

…今まで大好きだったよ。偽りの愛情でも絆でもね。

フィ→



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設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
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紅月ミレー - 中也様に拾われて、ポートマフィアに入りたいです(〃・ω・〃) そして、黒太宰治様に拾われて、ポートマフィアに入りたいです(〃・ω・〃) (2021年12月13日 16時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - アルカ ルカさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです!頑張ります! (2021年11月23日 9時) (レス) id: a821faa433 (このIDを非表示/違反報告)
アルカ ルカ - 面白いです!応援してます~頑張ってください! (2021年11月23日 7時) (レス) @page6 id: e1f7e54527 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - やねさん» コメントありがとうございます!その言葉が励みになります!ありがとう! (2021年11月21日 21時) (レス) id: a821faa433 (このIDを非表示/違反報告)
やね - 好きです。応援しています! (2021年11月21日 21時) (レス) @page6 id: eab70a3619 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクシャ | 作成日時:2021年10月2日 19時

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