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その37 ページ40









「……降谷さん。」





「…わかってる。」










アイツが出て行ってシンとした部屋で風見が俺に言った。












わかっている。




何も似合わないなんて言わなくても良かった事だ。








けれど他の男の服を堂々と着てこられた俺の身にもなってくれ。





しかも多分あの服は沖矢だろう。





そんなに親身な中なのかと、体の中でモヤモヤが増える。












家にいたならば、




その他の男の服を全部剥ぎ取って、



もう二度と同じことをしないように抱き潰したりしただろう。












しかしここは公安部。




あんな服で着てくるアイツもアイツだ。







いや、アイツが悪い。







何が関係ないだ。





仮にも現段階ではお前の彼氏に当たる男だぞ。




関係大有りだ。






どんどん大人気なくムカムカしてくる。






ああもう、アイツが謝るまで俺も謝らないから、と思い、仕事を再開したのだった。
























「ムカつくーっ」





家に帰るほど時間がないので新しい服を買おうと店を見る。






どんな綺麗で可愛い服を見てもコーデが頭に入って来ない。





悪い意味で頭の中は降谷でいっぱいだ。











なんなの。




彼女に向かって、何も似合わないなんて。






今までそういう風に見てきたと?




デートの時も私の意気込んだ服を着て心の中で笑ってたとか?






想像しただけでどんどんムカついてくる。







確かに遅刻した私が悪かった。




…けど。





アイツが謝るまで私も謝らない!





そう心の中で誓って、さっさと服を選ぶのだった。







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ふゆーれい(プロフ) - ヤ るとかの意味調べたら「おっふ…」ってなったww←中1女子 (2022年7月27日 18時) (レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
- 「その11」でポアロに行ったことないという描写がありましたが、物語冒頭でポアロに行ってませんでしたっけ? (2021年12月22日 3時) (レス) @page14 id: 9b11383033 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ - 失礼します。公安部は警視庁ではなく警察庁ですよ〜 (2021年6月9日 18時) (レス) id: 55904390b6 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いい予感 - 頑張れ (2020年1月13日 21時) (レス) id: e81acf9075 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - クッションにあったソファ投げつけるんですか笑笑 (2019年10月13日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海獅子 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月7日 14時

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