その16 ページ19
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あームカつく!
なんなんだ、あのクソ彼氏。
安室透は笑顔で他の女にイチャイチャしてるのに。
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プンプンしながら歩いていると、目の前に柄が悪いと男達がこちらを見ていた。
「お姉さん!俺達と遊ばね?」
典型的なナンパ。
イライラしている私は、無視をして通り過ぎようとする。
しかし腕を掴まれそれを阻止される。
離せの意味を込めて相手を睨みつける。
「落ち着いてー!気持ちいことしたいだけだから!」
ヘラヘラ男達は笑っている。
気持ちいことねえ…?
前に言った通り,私の初めては降谷だ。
つまり、アイツ以外とシたことがない。
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いっそのこと、この連中とヤって
降谷に面と向かって下手くそと言ってやろうか。
このイライラは止められない。
もうどうでもいい。
こいつらも離してくれなさそうだし。
全てはクソ彼氏のせいだし。
アイツが他の女とイチャイチャするのが悪いんだし。
全てを人のせいにして、私は彼らと向き合った。
「…上手くなかったらぶん殴るよ?」
男達はヒューと口笛をし、私の肩を抱いた。
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「はは、いいのが釣れた」
彼らはそう言って私の服を脱がしていく。
目の前の金髪の男。
何度も染め直した痛んだ髪。
降谷はあの髪、地毛なんだっけ…
どいつもこいつもアイツとは違って顔がいい訳じゃないけど。
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って、あれ?
もうどうでもいいって思ってたのに、
いざとなると頭に浮かぶのはアイツしかいない。
私の体を触りまくるこいつらと、降谷を比べてしまう。
アイツならもっと大切そうにしてくれる。
アイツならもっと上手にできる。
アイツならもっと私をみてやってくれる。
アイツならもっと私を愛してくれる。
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こんな時ばっかり、出てこないでほしい。
パンッ
男達の手を振り払い、自分で服を直し始める。
「…どういうつもりだ。」
「萎えた。下手すぎ。」
服を直し終わると、放られた鞄を持って立ち去ろうとする。
「調子に乗んなよ!」
背後から男が殴りかかる。
その時、目の前に誰かが現れた。
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「そこまでだ。」
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ふゆーれい(プロフ) - ヤ るとかの意味調べたら「おっふ…」ってなったww←中1女子 (2022年7月27日 18時) (レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
恋 - 「その11」でポアロに行ったことないという描写がありましたが、物語冒頭でポアロに行ってませんでしたっけ? (2021年12月22日 3時) (レス) @page14 id: 9b11383033 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ - 失礼します。公安部は警視庁ではなく警察庁ですよ〜 (2021年6月9日 18時) (レス) id: 55904390b6 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いい予感 - 頑張れ (2020年1月13日 21時) (レス) id: e81acf9075 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - クッションにあったソファ投げつけるんですか笑笑 (2019年10月13日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
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