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その13 ページ16











「…俺はどうなっても知らんからな。」





呆れ顔でそういう沖矢、もとい赤井秀一。






私はニヤリと笑って「大丈夫」と言った。











先程、浮気相手になってくれ…そんな言葉に目をパチクリさせた赤井。





私は最近のことをおおまかに話した。





あいつが全然嫉妬してくれないこと。



あいつだけ余裕なこと。







私が話す度に呆マスク越しにれた顔になっていく赤井を気にせず無理やり承諾を貰った。






「さっき言った通りにしてよ?」




「……ああ、わかりましたよ。」






カランカランとポアロの扉を開く。




「(俺には安室くんは余裕があるように見えないがな。)」





























「いら……いらっしゃいませ。」






降谷は私たちを見るなりあからさまに顔を歪ませた。





勿論、トリプルフェイスを駆使する彼はすぐに通常の顔に戻したわけだが。






「テーブルでお願いします」と言い、



沖矢の腕を引っ張り空いている席に座らせてもらった。















今の時間、女子高生達がいなくて助かった。





多分頭に血が上っちゃう。








引きつった笑いの降谷にメニューを渡される。





まあ、初めてくるポアロがこんな形だとは思わないけれど。














「お久しぶりです、沖矢さん。」





降谷が安室透とは思えない顔でそう言った。




沖矢は変わらずいい笑顔でそれに答えた。








「ああ、宅配便の。お久しぶりです。」





「宅配便?」





少し半笑いでそう聞いた。





こんな美形がどう潜入したら宅配便になるの?





えーっと、降谷がインターホンを押して、





「宅配便でーす」なんて言うのかな?











「ははっ…ウケる」





私が堪えきれずに笑うと鋭い目が上から降ってくる。






慌ててメニューで自分の顔を隠す。







降谷の怒った顔は子供が90%くらい泣いちゃうから、




本当やめてほしい。






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ふゆーれい(プロフ) - ヤ るとかの意味調べたら「おっふ…」ってなったww←中1女子 (2022年7月27日 18時) (レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
- 「その11」でポアロに行ったことないという描写がありましたが、物語冒頭でポアロに行ってませんでしたっけ? (2021年12月22日 3時) (レス) @page14 id: 9b11383033 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ - 失礼します。公安部は警視庁ではなく警察庁ですよ〜 (2021年6月9日 18時) (レス) id: 55904390b6 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いい予感 - 頑張れ (2020年1月13日 21時) (レス) id: e81acf9075 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - クッションにあったソファ投げつけるんですか笑笑 (2019年10月13日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海獅子 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月7日 14時

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