中間side ページ15
重「なー、どのくらいたまった〜?」
レギュラー番組が始まって早数カ月。
しげの体調に合わせて日程を変更してもらったり、企画を変えてもらったりしながら、楽しい番組ができていて充実している。
今日は収録の日。
雑誌の取材があった俺と照史としげだけ、早めに楽屋に集合していた。
疲れてるのか、寝転がったまましげがずりずりと寄ってきて膝の上に頭をのせてくる。
「なんやねん、お前」
頭をのせたままぐりぐりと押し付けて笑うしげに、俺も笑ってまう。
ほんま、こういうことよお出来るよな。俺には理解不能。
重「な、どれくらいたまった?また増えた?」
最近何度も同じように聞かれる。
みんなで出かけたい場所を、思いついたら書いてもらって箱に入れてもらってるんやけど、
それがどのくらいたまったかって話。
「ああ、めっちゃたまってきてる」
頷いて言うと、しげは嬉しそうに笑った。
重「ほんま!俺、10枚くらい入れてんけど」
「は!?10枚も入れたん?ほぼお前のやんけ!」
あのリクエストの山、ほぼしげのなんか・・・。
重「俺のリクエストのところ、次は行きたいねんけどな」
両手をいじりながら、小さく呟く。
リクエストは適当に決めてるからしげのが当たるとは限らないし、
まずしげのリクエストの場所は大半が遠出すぎてしげの体力じゃ行かれへん。
重「10枚も書いてんから、次は俺のが当たるやろ。」
「せやな、嫌でも当たるわ」
そう言って2人で笑う。
重「照史・・・変な寝相・・・」
しばらくしたら静かになって、しげがそばで寝てた照史を指さす。
しげの調子が悪い日が多くて、夜中も起きてくれてることの多い照史は寝不足。
「しげも寝とったら?収録までまだ時間あるし」
眠そうなしげに言うと、頷いて俺の膝に頭乗せたまま目を閉じた。
「いや!ソファとかで寝たら!?」
つっこみにしげは首を小さく振るだけやった。
なんなん、ほんま。
しげの手は、俺の服をしっかり握ってて、絶対に他の所には寝かせへん気満々。
しょうがないからそのままにしてたら、しばらくすると寝息が聞こえてきて、服をぎゅっと握っていた手もぽてっと落ちた。
絶対に寝違えるわ、って思いながらも、安心しきった寝顔に俺まで安心していた。
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みかん(プロフ) - Minaさん» コメントありがとうございます!本当に嬉しいお言葉を・・(/_;)ありがとうございます・・!楽しみにして頂けてるなんて本当に力になります!これからも頑張りますので読んでいただけると嬉しいです(;_:) (2019年5月2日 21時) (レス) id: 54e4c975d6 (このIDを非表示/違反報告)
Mina(プロフ) - 毎回とても楽しく見させていただいています。もう涙が足りません笑 これからもみかんさんのペースで無理せず頑張って下さい!応援しています! (2019年5月2日 1時) (レス) id: 03d2a96ad5 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - きいさん» コメントありがとうございます!(/_;)すごく嬉しいです。更新楽しみにしてくださっていると本当に力になります(;_;)まだまだの小説ですがこれからも読んでいただけると嬉しいです(^^) (2019年4月27日 20時) (レス) id: 54e4c975d6 (このIDを非表示/違反報告)
きい - いつも読ませていただいております!!ほんとに展開が読めなくて凄い面白いです!!しげちゃんとメンバーの葛藤に涙です、、これからの更新もすごく楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2019年4月26日 1時) (レス) id: 6e05395f6d (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - すぴんさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます(T_T)移行が多くてごめんなさい(/_;)好きだと言ってくださって本当に嬉しい限りです!これからも頑張りますね! (2019年4月11日 23時) (レス) id: 54e4c975d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2019年4月10日 23時