炎柱 ページ6
蝶屋敷出発の日ー
思えば約1か月程の間もお世話になった。
ので、さすがに彼女達に別れを告げるのは辛いものがある。
長いようで短かったような不思議な感覚。
皆各々別れを惜しみ合い、次なる任務の場所へと炭治郎達は出発した。
辿り着いたのは、浅草を思わせるような街中だった。
人の数も多く、Aはさすがに邪魔になると思い市女傘を背負う。
そして目の前には、見た事のない黒い重厚な物体が佇み、思わず感嘆の息を漏らす。
Aは勿論、伊之助も炭治郎も汽車というのを見るのは初めてで、この正体がどういうものか知っているのは善逸だけだった。
伊之助達が、主だの守り神だのと聞かず、その対応に疲れ切った善逸がAへ助けを求める。
「Aさーん、こいつらちっとも理解してくれないんだよぉぉ。何とか言ってくださいよぉ。」
そしてAは固まった。
説明を求められても、いや..私もこんなの初めて見たし。の癖に、長女気質が災いし放って置けないのだから仕方ない。Aは任せてと胸を叩いた。
もーなる様になれ。
「2人とも!汽車っていうのはきっと、きっと...
馬車みたいに人を乗せて動くもので」
いい線行ってるよAさんと善逸がハートを飛ばす。けれど、伊之助がじゃあ何で動くんだよ、やっぱ生きてるんだろ?と質問した。
何で動く?馬車は馬が引っ張るから..えーと
「なんか、特別な...神様の力とかで!」
「ごめん違うよ。でも
善逸物知りだなぁと炭治郎が感心すると、お前らが知らなさ過ぎるのとすぐさま切り返す。
そんな矢先に伊之助が汽車に頭突きをかますものだから、もうその場はパニックだ。
「何してる貴様ら!!」
ピーと笛を吹かせながら駅員が走ってくる。そして刀を所持しているのがバレてしまい、危うく警察沙汰になりそうになった。
だから言わんこっちゃないと善逸は彼等をその場から引き連り出した
彼等、鬼殺隊は政府の非公認組織である為、騒ぎになれば銃刀法違反になる可能性が極めて高い。
ので、街中へ潜入する際は最新の注意を払わなきゃだし、隠という組織が存在するのもその為だ。
「まぁ、そういう事だから刀は隠した方がいいな。伊之助お前は服着ろ服!丸見え!!」
ようやく汽車の中に移動した一行は、手頃な座席を探し歩く途中、炭治郎の鼻で煉獄さんを辿る。
すると、やけに大量に駅弁当を食らい美味いと高々に連呼する男性を発見した。
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シャドウ&ライト - 推しとの!むいくんとの絡みが多くていい!応援!してます!!(現実ではただの根暗な(他人には隠しているけどそこそこのオタクでもある)やつ) (2020年11月25日 19時) (レス) id: 7ef4dd2d75 (このIDを非表示/違反報告)
八千代(プロフ) - 星月_hosituki_さん» コメントありがとうございます!面白いと言って貰えて光栄です。あと、誤字指摘ありがとうございましたヽ(;▽;)ただいま修正中ですので宜しくお願いします (2020年4月26日 15時) (レス) id: 769605b6ca (このIDを非表示/違反報告)
星月_hosituki_ - 面白いです!突然なのですが、無限列車編で血鬼術が鬼血術になっています。ぁ、一気読みしてきまぁーす!(読んでる途中でコメント書いた人) (2020年4月26日 15時) (レス) id: d71fa0da5d (このIDを非表示/違反報告)
八千代(プロフ) - くまくまちゃんさん» 炭治郎夢なんだけれども、無一郎と三角関係です(*´-`) どっちも可愛くて選べませんね (2020年4月15日 6時) (レス) id: 557e2177e8 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(プロフ) - うぅ~炭治郎も可愛い。う゛ぅ゛~ (2020年4月15日 0時) (レス) id: 5e524d6ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:八千代 | 作成日時:2020年2月23日 14時