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「た、玉森くん…っ、
さすがにそれは……」
「…そうだよね。
いや、でも他にいい案が浮かばなくて。
うち他に布団の用意がないからさ。」
「私ソファーでいいよ?
借りる身なのに、“でいいよ”って表現は間違ってるかもしれないけど。
で、でも本当に…!
この間も普通に眠れたから大丈夫!」
相手が玉森くんとか関係なしに、彼氏でもない男性と同じベッドで寝るなんてそんな軽々しいこと私にはできないし。
ましてや玉森くんが相手ともなれば、私はきっと一睡もできずに朝を迎えることになる。
それならリビングのソファーで眠った方が絶対マシ。
「そしたら俺がソファーで寝るよ。」
「なんでっ…!?それはダメ!」
「明日もフライトなんでしょ?
ちゃんと休んだ方がいいじゃん。」
「だ、大丈夫…!
明日はホテルのベッドで寝れるから!」
「明日帰ってこないの?」
「あ、うん。北京に行くから。
だから、ね?ソファーで大丈夫!」
「…そっか。明日はいないんだ。」
「…え?」
あ、あの……
話が逸れちゃってますけど。
「明後日のお昼過ぎには帰ってくるよ?
明日の夜行って次の日の朝の便で帰ってくるから!」
「明後日はいるってこと?」
「うん、いるよ。
ご飯作って待ってたらいいかな?」
「うん!お願い!」
急に寂しく落ち込んだかと思ったら、また笑顔を見せてくれたり……
本当に子供みたいで可愛い。
こういう母性本能をくすぐるあたりが玉森くんの魅力なんだろうな。
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珠美(プロフ) - りょうこさん» りょうこさん≫コメントありがとうございます!励みになります(^^)これからも頑張りますので、よろしくお願い致します! (2021年7月5日 13時) (レス) id: 6cd37f4262 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています! (2021年7月5日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月30日 23時