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お風呂から出てリビングに戻ると、ソファーに座ってテレビを見てた玉森くん。
「お風呂ありがとう。お先でした。」
私の言葉に振り向いたと思ったら、あからさまに残念そうな顔してる。
「……えっ?なに?」
「なんでTシャツなの…」
「え?」
「さっきの服は?寝るときの格好」
思い出した。
さっきのキャミソールに短パン。
「っ…、あ、あれは1人の時だけで……玉森くんの前ではさすがに着れるわけないでしょ…!///」
「…なんでよ。見たかったのに。」
「なっ…何言ってんの、もう…///」
拗ねた顔しながら立ち上がった玉森くんが私の方へと近付いてくる。
ドキドキして、どうしたらいいかわからなくて、視線を床に向けたまま固まる。
「っ…!!」
「髪まだ濡れてる。風邪ひくよ?」
肩にかけてたバスタオルで頭をわしゃわしゃっとされて急に遮られた視界。
「俺も風呂入ってこよーっと」
バタンッと閉まった扉を合図に、私は力なくその場に座り込んだ。
……なに。なんなの。わからない。
ぎゅーっと締め付けられるように胸が痛い。
冗談だと思うけど、深い意味はないと思うけど、さっきの格好がいいと言われてちょっとだけ嬉しかった。
玉森くんにドキドキしてる私ー……
1週間耐えられるのかな。
私の気持ち、バレてないよね……?
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珠美(プロフ) - りょうこさん» りょうこさん≫コメントありがとうございます!励みになります(^^)これからも頑張りますので、よろしくお願い致します! (2021年7月5日 13時) (レス) id: 6cd37f4262 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています! (2021年7月5日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月30日 23時