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102. ページ2

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「お疲れ!」



二「えっ、早っ…!」


宮「…彼女だって」


二「まじで!?玉に彼女?

……え、誰?」


宮「俺もさっき聞いたんだけど。」







30分押してたけど、結局ガヤが労いのつもりなのか撮影の順番変わってくれて……



どうにか20時ちょっと過ぎるくらいで間に合いそう。





もともと少し余裕をもった時間にしておいて良かった。





タクシーに飛び乗るとお店まで急ぐ。








》ごめん。今向かってる!








楽しみよりも遅刻したことへの申し訳なさが勝って、せっかく心弾んでたのに少しだけテンションが落ちる。




心に余裕がないからかもしれないけど、今日はやたらと信号に引っかかってるような気もするし。





握りしめたスマホが震えて、Aちゃんからの返信だと気付いてすぐに確認する。








》お疲れ様!
ゆっくりで全然大丈夫!気にしないで!







Aちゃんからの優しい返信に余計に罪悪感を感じる。





時間帯的にも都内の道路は混み合ってて、なかなかスムーズには進まない。




あぁーやっと会えるのに。



遅刻する残念な俺。





数秒おきに時間を確認しては、20時には絶対に間に合わないと確信する。






やっとタクシーが店の前に着くと、すぐに降りて中へと入る。





店員に案内される個室までの距離がすっげードキドキする。





まずは謝ろう。



きっとAちゃん、待ちぼうけのはず。









『どうぞ、こちらです』









店員に軽く会釈しながら、開かれたドアの先に足を踏み入れる。









「…Aちゃん、」









………








………









………あれ、いない。









時間的にはいるはずのAちゃんの姿がなくて、俺は思わず立ち尽くす。



.

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設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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珠美(プロフ) - りょうこさん» りょうこさん≫コメントありがとうございます!励みになります(^^)これからも頑張りますので、よろしくお願い致します! (2021年7月5日 13時) (レス) id: 6cd37f4262 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています! (2021年7月5日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月30日 23時

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