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改めて会う日を連絡するってことで電話を終えて、リビングに戻ると2人の視線が私に向けられる。
「……え？あ、ごめんね。
ちょっと、友達から電話が来てて……」
…なんでだろう。
玉森くんの顔が見れない。
北「あ、俺そろそろ帰るわ！」
玉「…あ、あぁ。マンガありがとう！」
北「いいって！いいって！」
「…あ、じゃあ私も……」
ソファーから立ち上がったみっくんに合わせて、私もスマホをカバンにしまおうと帰り支度をする。
北「あっ、Aちゃんはもうちょっといてやってくんない？」
「え？」
北「いや、なんか玉の奴、すっげー美味いコーヒー淹れてくれるみたいだからさ！」
玉「…は？俺そんなこと、」
「………」
みっくんの発言が作り話だとすぐに気付いた。
だって、玉森くんは私がコーヒー飲めないこと知ってるから。
北「玉、悪かったな。邪魔して。
Aちゃんもありがとう！
まじでハンバーグ美味かった！」
「…あ、ううん。」
流れで帰る予定が結局タイミングが狂っちゃって、玄関に向かうみっくんを私と玉森くんで見送る。
北「…あっ！玉、悪い！
ソファーに俺の帽子忘れてきた。」
玉「あぁ、ちょっと待ってて。」
忘れ物をしたというみっくんの帽子を取りに、一度リビングに戻った玉森くん。
その背中を視線で追う。
北「…ねぇ、」
「……？」
北「連絡先、教えてくんない？」
「えっ？」
あまりに唐突な言葉に一瞬フリーズする。
みっくんに？私の連絡先を？
別に断る理由はないけど、玉森くんがいなくなった今聞いてくるってメンバー的にどうなの。
「っ…いいけど。」
北「じゃあスマホ貸して？」
言われた通りに差し出したスマホに、みっくんが自分の連絡先を入力してる。
玉「…ミツー？帽子ないけど」
北「あ、悪い、玉！俺持ってたわ！」
玉「はぁ？」
玉森くんが帰ってきたと同時に返されたスマホ。
その瞬間を明らかに目撃してた玉森くん。
北「玉のことで何かあったらいつでも相談のるから！」
「…え？」
玉「ミツ…、お前……」
北「じゃあ、また〜！」
帽子を深く被って、ヒラヒラと手を振りながら帰っていったみっくん。
渡されたスマホを見ると、LINEに登録されたみっくんのトークルー厶が表示されていた。
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にかみつば(プロフ) - たまたま見つけて読ませてもらってます☺️北山くんが来てなんだか楽しい展開になってきて続き読むのが楽しみです🥰 (6月27日 1時) (
レス) @page30 id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - りょうこさん» 初めまして！コメントありがとうございます！どうやら私の設定の問題でしたね…ご指摘感謝です！変更したので引き続きよろしくお願い致します(^^) (2021年6月28日 12時) (レス) id: 60f3e03fcf (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しく拝読しています！機能のせいなのか、更新されたストーリー番号の横に【NEW】が表示されるといいなーって密かに願ってます。 (2021年6月28日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠美 | 作成日時：2021年6月21日 14時
