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「わっ!みっくん、ひっくり返すのも上手ー!」
「へへっ、まぁね〜」
楽しそうな2人の輪に入れてない俺。
ん?そういやミツは何しにうち来たんだ?
北「あ、玉!
持ってきたマンガ、そこに置いてあるから!」
「え、持ってきてくれたの?」
北「いや、俺はもともとそれを届けにきたわけよ。
これから行くってLINEしたのに玉から全然返信ねぇから、もう直接来ちゃえって思ってさ。
そしたらAちゃんとまさかの再会ができたってわけ!俺まじツイてるー!」
ソファー脇に置かれた紙袋を覗き込むと、ミツが持ってきてくれたマンガが入ってた。
1冊取り出してページをめくる。
北「あ、おい、玉!
お前だけ寛いでんじゃねーよ!」
「みっくん、いいのいいの。
今日は私が玉森くんにお礼する日だから。
むしろ、みっくんに手伝わせちゃってごめんね?」
北「いや、俺はいいんだって!
Aちゃんと一緒に料理できるなんて恋人同士みたいだし!」
「ふふっ、もう何それ(笑)」
2人のやり取りに、俺はマンガを開いたまま視線だけを向ける。
ったく、ミツの奴。
あとで覚えとけよ?
「はーい!出来ました!
玉森くん、お待たせ!」
Aちゃんの言葉にマンガを置いてソファーから立ち上がる。
テーブルに並べられたハンバーグやサラダを見てテンションが上がる。
「すっげー!美味しそう!
Aちゃん、ありがとう!」
お礼を言いながら席に座ろうとすると、ミツが俺の顔を覗き込む。
北「…俺にも、言うことは?」
「っ…がと」
北「ん?聞こえない」
「ったく……、
あ り が と !!!」
北「うん、食って良し!」
俺らのやり取りを見て笑ってるAちゃん。
ミツがいるのは想定外だったけど、でもAちゃんが楽しそうならそれでいっか。
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にかみつば(プロフ) - たまたま見つけて読ませてもらってます☺️北山くんが来てなんだか楽しい展開になってきて続き読むのが楽しみです🥰 (6月27日 1時) (レス) @page30 id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - りょうこさん» 初めまして!コメントありがとうございます!どうやら私の設定の問題でしたね…ご指摘感謝です!変更したので引き続きよろしくお願い致します(^^) (2021年6月28日 12時) (レス) id: 60f3e03fcf (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しく拝読しています!機能のせいなのか、更新されたストーリー番号の横に【NEW】が表示されるといいなーって密かに願ってます。 (2021年6月28日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月21日 14時