空で出逢ったキミ。2

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家に着くと、すぐにAちゃんに連絡する。



近くのスーパーで材料を買ってきてくれるらしくて、俺が帰ったらマンションに向かうと言ってくれた。



俺が希望したのは、ハンバーグ。





あぁー楽しみ。


早くAちゃん来ないかなぁ。






冷蔵庫を開けて水を取り出すと、ケチャップの残量が
明らかに足りないことに気が付いた。






「…あ、やばっ。」






Aちゃんに連絡しようとしてスマホを手に取った時、



》今マンション着いたよ！



ってAちゃんからの連絡。





》今、下行く！





秒で返信してすぐにロビーへと向かった。






「Aちゃん！」



「…あ、玉森くん。お疲れ様！」






買い物袋を提げたAちゃんをロビーの中に入れる。



ほぼ毎日連絡取り合ってても、やっぱり直接会えると嬉しいものがある。






「Aちゃんこそ、今日は仕事終わりにごめんね？」



「ううん、全然！
朝帰ってきてお昼寝したから大丈夫だよ！」






今日は珍しくパンツスタイルで、お洒落なメガネ姿がまた可愛い。






「…あ、そうだ！
ハンバーグなのにケチャップが残り少なくてさ。
俺、買ってくるから先に家入っててくれない？」



「え？それなら私が買ってくるよ？」



「いや、いいよ！
たくさん買ってきてもらったのに二度手間だからさ。
俺行ってくるから。先にキッチン使ってて？」






鍵を渡すとエレベーターまで一緒に行く。






「部屋、わかる？」



「うん。エレベーター出て右だよね？」






部屋の場所を確認してエレベーターに乗ったAちゃん。


ドアが閉まるのを見送って、俺は近くのコンビニまで急いだ。



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