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51. ページ1

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「ごめんなさい…!
お待たせしちゃって……」





ここまで来てくれた彼女にまずはホッとする俺。





「全然!俺も今来たところなんで!」





両手を合わせながら申し訳なさそうに謝るAさんは、肩に羽織ってたカーディガンを脱ぎながら俺の前に座った。





「…何飲みますか?」



「玉森くんは?」



「っ……」





差し出したメニューを覗き込みながらあまりに自然に呼ばれた名前にドキッとして、一瞬頭の中がフリーズする。





「結構飲まれるんですか?お酒」



「…あ、まぁ。メンバーとはたまに。」



「北山くんとか?」



「え?」





ミツ?

なんでミツの名前?



もしかしてAさん、ミツ推し?






「あの方、面白いですよね〜。
よく喋るし、距離感近いし、なんか芸能人っぽくない。」



「あぁ〜……」



「…あっ!いい意味で、ですよ?」






そう言った彼女は「今のは内緒でお願いします」って口の前に人差し指立てて笑ってる。



そんな仕草もすげー可愛くて、メニュー見て悩んでるAさんから目が離せなかった。







「玉森くん、何飲みますか?
私、同じやつにします。」



「Aさん、お酒強いんですか?」



「基本は何でも飲めますよ!


あ、そのAさんっていうのやめましょう!
ここはもう機内じゃないんで!」



「え?じゃあ……」



「下の名前、Aっていいます。
自由に呼んでください!」



「じゃあ…Aちゃんで。」






俺の言葉にふふっと笑った。




なんだろう。



昨日機内で会った感じと全然違う。




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52.→



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設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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にかみつば(プロフ) - たまたま見つけて読ませてもらってます☺️北山くんが来てなんだか楽しい展開になってきて続き読むのが楽しみです🥰 (6月27日 1時) (レス) @page30 id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - りょうこさん» 初めまして!コメントありがとうございます!どうやら私の設定の問題でしたね…ご指摘感謝です!変更したので引き続きよろしくお願い致します(^^) (2021年6月28日 12時) (レス) id: 60f3e03fcf (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しく拝読しています!機能のせいなのか、更新されたストーリー番号の横に【NEW】が表示されるといいなーって密かに願ってます。 (2021年6月28日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月21日 14時

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