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「…こんばんは!」



『っ…!?』







インターホン越しの私の声に驚いた北山くんが、勢い余って物凄い至近距離で画面に近付く。







『…っ、誰っすか!?』



「私です。滝山です。ご無沙汰してます!」



『はっ!?え?滝山さん?なんで?えっ?待って』



「今開けますね!どうぞ!」







オートロックを解除して、北山くんが部屋に到着するまでの数分待つ。




しばらくしてすぐに鳴った部屋のインターホン。






「…はーい!」






玄関のドアを開けると、久しぶりに会った北山くんの姿に思わず笑みが溢れる。




機内でのフレンドリーなノリのいい感じが私は忘れられなかった。






「…っ、あ、あの……
なんで滝山さんが…玉ん家に?」



「……え?」






今日ハンバーグ作るから来てくれたんじゃないの?




私を見る北山くんの表情に、一気に違和感を感じ始めた。






「…えっ、まさか。
玉と付き合ってんすか!?」



「え!?私が!?
そんなわけないじゃないですか!!」






あまりに唐突な質問に必死に否定する。






「えっ!?じゃあどうしてここに?
てか、玉と連絡取り合ってたってこと?
なになに、あいつ。抜け駆けじゃねーか!」






北山くんの反応に少しずつ状況が読めてきて、今私はインターホンに出るべきではなかったと後悔してる。




玉森くん……ごめんなさい……。







「玉は?本人は今どこにいます?」



「あっ、と…今買い物に……」



「買い物?」



「今日ハンバーグ作ろうとしてて。


あ、あの…、
良かったら北山くんも一緒に、どうですか?」







きっと彼は私と玉森くんの関係を疑ってる。



完全に勘違いしてる、気がする。



この誤解を解くためにも、今ここで帰ってもらっては困る…!








「えっ!?まじで!?いいんすか?」



「っ、ぜひ!どうぞ!
みんなで食べた方が楽しいですし!」



「うーわっ!ラッキー!
滝山さんの手料理とか最高すぎる!
また飛行機乗りますね、絶対!」







満面の笑みで帽子を脱ぐと、慣れた様子で廊下を突き進みリビングに向かう北山くんの後を慌てて追う私。






……うん。玉森くんには、あとで謝ろう。





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設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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にかみつば(プロフ) - たまたま見つけて読ませてもらってます☺️北山くんが来てなんだか楽しい展開になってきて続き読むのが楽しみです🥰 (6月27日 1時) (レス) @page30 id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - りょうこさん» 初めまして!コメントありがとうございます!どうやら私の設定の問題でしたね…ご指摘感謝です!変更したので引き続きよろしくお願い致します(^^) (2021年6月28日 12時) (レス) id: 60f3e03fcf (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しく拝読しています!機能のせいなのか、更新されたストーリー番号の横に【NEW】が表示されるといいなーって密かに願ってます。 (2021年6月28日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月21日 14時

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