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「どうして舞祭組なんて名前にしたんですか?反対する人いなかったんですか?」
千「いや、あのね、俺らキスマイにはガヤさん以外に玉森裕太ってやつと北山宏光ってやつがいて。
その三人がいわゆるイケメンで、残りの俺ら四人を目立たないキャラとして売り出したのが舞祭組なんですよ。」
ニ「…って自ら説明してる俺ら切ないな」
「…うん、確かに」
千「ガヤさんがそれ言っちゃダメでしょ!」
「私は全然そんなことないと思うけどなぁー」
後部座席で隣に座る千賀の顔をAちゃんがあまりにもジーッと見つめるから、明らかに困って視線を泳がせてる。
免疫ない奴はAちゃんと3秒以上目合わせちゃダメなんだって。
「あっ!Aちゃん!
今日ごめんね?急に呼んだりして」
「えっ?あ、ううん、全然!
私も会いたかったから嬉しかった!」
千「…っ、」
二「(おい、まじかよ)」
咄嗟に話を逸らしたつもりが、これもまたAちゃんらしい爆弾発言が返ってきて。
助手席に座るニカが俺に口パクしてる。
ニカ、この子はこういう事を当たり前に言えちゃうんですよ。
この程度でいちいちドキドキしてたら身が持たないから。期待しないで。
千「あ、あの、Aちゃんとガヤさんはどういう…?」
「おーい、千賀」
「どういう…?友達ですよ?
私の同期の幼馴染で紹介されて、ここ最近はよくご飯に行ってるんです。…ね?」
「あ、うん。そうそう」
ニ「めっちゃイイ奴ですよね?ガヤさん」
千「どうですか?うちのガヤさん」
二人ともヨイショするって…下手くそか。
違和感ありまくりだろ。
「太輔くん、すごいねー!
これだけ仲間に慕われてるって素敵!」
「…そ、そう?」
そして当本人のAちゃんには全然響いてない…。
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年9月15日 12時