春夏秋冬

＊ ページ37

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北「おっ！本人登場！」


千「ガヤさん！待ってたよ！」






楽屋に入ると先に来てた北山と千賀が嬉しそうな顔して俺を囲んだ。






玉「おはよー」



藤「あ、玉！おはよ！」



玉「…何してんの？」







楽屋に入ってきた玉がワイヤレスイヤホンを耳から外しながら、ワチャワチャしてる俺らを見た。







北「事情聴取だよ」



玉「なんで？何かやらかしたの？」







団子になってる俺らを不審な目で見てる玉に、俺は首を横に振って必死に助けを求める。







千「見てないの？昨日のLINE」



玉「LINE？」






少し間を空けてから「あぁー」と呟いた玉。






北「さて、何があったのか話してもらおうか？」



藤「何もないよ」



千「はい、嘘ー！
ガヤさん嘘つくとアゴ触る癖あるよね！」



藤「嘘、まじで？」



北「そんな話はどーでもいいだろ！
昨日誰と会ってたのさ。新しい彼女？」



玉「新しい彼女？前の人とは別れてたの？」








いつの間にか玉も食い気味に会話に入ってきてて、3人に囲まれた俺はこれ以上は誤魔化せないと観念した。




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