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「もう、なんか変な空気になっちゃったね。ごめんね？」
申し訳なさそうに言いながら、水の入ったグラスを2つ持ってきてテーブルに置いた。
「太輔くんは私なんかと一緒に居ちゃダメだよ」
「どうして？」
「みんなのアイドルでしょ？
私なんかが独り占めしたらバチ当たっちゃう」
水を口に含んで笑ってる彼女は少しだけ寂しそうに見えた。
「俺だって人間だよ？
誰かの特別になりたいと思うし、特別な存在がいて欲しいとも思う」
「……」
「アイドルだって人を好きになるんだよ」
バカ真面目な俺の言葉に吹き出すように笑ったAちゃん。
やっと見せてくれた、心からの無邪気な笑顔。
「はははっ、そういうの正直に言っちゃうところが太輔くんらしいよね！！事務所的にアウトなやつ！」
「……」
「でも誰かを好きになるって素敵なことだよね。
こんな私でも過去にはそんなこともあったなぁって今思い出した。ずーっと遠い昔だけどね？」
ワイングラスの縁を指でなぞりながら力無く微笑むAちゃんを見て思った。
本当は凄く寂しがり屋で、誰よりも恋愛に慎重なんだと。
だからあえて縛りのない関係で傷付かないようにしてるんだと。
「んー…」とあくびしながら伸びをしたAちゃん。
「俺そろそろ帰るよ」
「あ、じゃぁタクシー呼ぼうか？」
「いいよ、適当に拾うから」
「そう？」
「帰る前にお手洗い借りてもいい？」
「うん、もちろん。
廊下出て左側で、その隣が洗面所だよ」
ソファーから立ち上がると言われた通りにリビングから出て左側のドアを開けてトイレに入った。
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珠美(プロフ) - 美月さん» 美月さん＊この作品も読んでいただき、ありがとうございます(*^^*)こういう小悪魔女子に憧れて書いてみました！コメントいただけて嬉しいです(^^)これからもよろしくお願いします！ (2021年9月6日 7時) (
レス) id: dad748ef2d (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 珠美さん、こんばんは(^^)こちらの作品も拝見させていただきました!!藤ヶ谷さんを翻弄してしまう主人公ちゃん、やりますねー（笑）こちらの展開もとっても楽しみです！どの作品も本当に素晴らしい!!方々にコメント失礼いたしました<(_ _)> (2021年9月5日 22時) (レス) id: 0eb5a1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - ぺこさん» ご指摘ありがとうございます！！！本当ですね…！致命的なミスをしてました(T_T)失礼しました。すぐに訂正いたします！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: dad748ef2d (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 太ちゃんじゃないですか？ (2021年8月27日 13時) (レス) id: 9baa58e5fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠美 | 作成日時：2021年8月26日 9時
