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ワインと一緒に用意された軽いおつまみがテーブルの上に並べられてる。
なぜかソファーじゃなくて、俺の横で床に座り込んだAちゃんが「乾杯」ってグラス同士を軽く当てた。
「今さらなんだけどさ…、」
「…ん？」
「俺、家に上がって大丈夫だった？」
「どうして？」
「彼氏とか…いいのかなって」
彼氏が居ないのは茜から聞いてる。
でもたまたま言ってないだけで実は居るかもしれないし、本当に居ないかもしれない。
俺は彼女の口から直接真実を聞きたかった。
「そんなのバレなきゃわからないでしょ」
「…やっぱり居るの？」
咄嗟に出た言葉にジッと俺を見つめる彼女。
「その感じだと居ないって知ってるんでしょ？」
「え？あ…いや、」
「茜から聞いたの？」
「……」
「やだなぁもう。
本人の居ないところでそういう話」
「…ごめん。」
珍しく少しだけ口調が強くなったAちゃんの拗ねた態度に内心焦ってる。
「どこまで聞いたの？私の事」
「いや、そんな詳しくは…、」
「いいよ、隠さなくて」
「……」
「特定の彼氏を作らないって話？」
「あ…うん、まぁ…」
やっぱり…って言いながら軽い溜め息をついてグラスのワインを飲み干した。
確かに。
これだけ飲めれば全然苦手じゃないよな。
甘くて艶やかな視線と言葉巧みな彼女に俺は完全に引っかかったんだ。
だけど全然嫌な気はしてなくて、もしかしたら奇跡が起きて彼女を変えられるかもってバカみたいに思ってる俺がいて。
その自信はどこから来るんだって自分でも呆れるけど、付き合える可能性が少しでもあるならそれに賭けてみたいとすら思ってる。
「…聞いてもいい？」
「ん？」
「どうして彼氏作らないの？」
彼女の空いたグラスにワインを注ぎながら質問すると、チーズを口にして軽く笑った。
「縛られたくないだけ」
「束縛ってこと？」
「んーもっと単純なものかな。
彼女とか彼氏の関係にこだわりたくないの」
「誰かの特別になりたいって思わない？」
「それ、ジャニーズが言う台詞？」
半分呆れて笑う彼女。
言われて気付いた。
それはごもっともかもしれない。
「じゃあさ、太輔くんの�狠�か�瓩辰特�？」
座った位置から上目に俺を見るその視線にドキッとした。
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珠美(プロフ) - 美月さん» 美月さん＊この作品も読んでいただき、ありがとうございます(*^^*)こういう小悪魔女子に憧れて書いてみました！コメントいただけて嬉しいです(^^)これからもよろしくお願いします！ (2021年9月6日 7時) (
レス) id: dad748ef2d (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 珠美さん、こんばんは(^^)こちらの作品も拝見させていただきました!!藤ヶ谷さんを翻弄してしまう主人公ちゃん、やりますねー（笑）こちらの展開もとっても楽しみです！どの作品も本当に素晴らしい!!方々にコメント失礼いたしました<(_ _)> (2021年9月5日 22時) (レス) id: 0eb5a1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - ぺこさん» ご指摘ありがとうございます！！！本当ですね…！致命的なミスをしてました(T_T)失礼しました。すぐに訂正いたします！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: dad748ef2d (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 太ちゃんじゃないですか？ (2021年8月27日 13時) (レス) id: 9baa58e5fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠美 | 作成日時：2021年8月26日 9時
