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俺の話に驚いた顔したり、ケラケラ笑ったり、次々変わる表情はずっと見てられる。
Aちゃんは今まで食事してきた女性と全然違って、俺の仕事には一切触れてこなかった。
『なんでジャニーズに入ったの?』
『メンバー誰と仲いいの?』
そんな質問は日常茶飯事で、でも今日は1つもされてない。
俺の趣味の話とか最近観た映画の話とか、Aちゃんもよく本を読むらしくてオススメの本の話とか…。
「太輔くんは漫画も読む?
私この間初めて鬼滅の刃見てさ、今さらなんだけどハマっちゃって(笑)」
「漫画はうちの宮田が詳しくて……って、宮田わからないか。」
「あ…ごめん。
あまり芸能人に詳しくなくて…」
「全然!全然!
むしろそれくらいの方が接しやすいから良かった」
変な先入観があるとそれはそれで接しにくいし、俺のメンバーの中の誰かのファンだとしたら尚さら話しにくくなる。
「でも太輔くんのことは知ってるよ?」
「…え?」
「茜から色々聞いた」
「…色々……?」
俺の目をじっと見つめる、その艶やかな微笑みに息を呑んだ。
言われて困るようなことは何もない。…はず。
過去の恋愛どうこうは所詮過去だし、まぁ唯一と言えば別れたのに未だ繋がってるサヤカくらいで。
他に思い当たるものは……
あまりに必死に考えてるのが顔に出てたのか「ぷっ…」って吹き出す声が聞こえた。
「太輔くん、顔に全部出ちゃってるから」
はははって笑いながら「隠し事できないタイプだね〜」って痛いところを突かれる。
「茜、なに言ってた…?」
「んー?知りたい?」
お皿に盛られた唐揚げに箸を伸ばしながら上目に俺を見て、
「茜がね…、」
その瞬間に止まった言葉。
‥‥
‥‥
「太ちゃんも唐揚げ好きだよ、って」
はい、って俺の取皿に乗せられた唐揚げ。
俺の反応を試すようなその視線に、その笑みに、俺の心は掻き乱されてる。
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珠美(プロフ) - 美月さん» 美月さん*この作品も読んでいただき、ありがとうございます(*^^*)こういう小悪魔女子に憧れて書いてみました!コメントいただけて嬉しいです(^^)これからもよろしくお願いします! (2021年9月6日 7時) (レス) id: dad748ef2d (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 珠美さん、こんばんは(^^)こちらの作品も拝見させていただきました!!藤ヶ谷さんを翻弄してしまう主人公ちゃん、やりますねー(笑)こちらの展開もとっても楽しみです!どの作品も本当に素晴らしい!!方々にコメント失礼いたしました<(_ _)> (2021年9月5日 22時) (レス) id: 0eb5a1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - ぺこさん» ご指摘ありがとうございます!!!本当ですね…!致命的なミスをしてました(T_T)失礼しました。すぐに訂正いたします! (2021年8月27日 14時) (レス) id: dad748ef2d (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 太ちゃんじゃないですか? (2021年8月27日 13時) (レス) id: 9baa58e5fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年8月26日 9時