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今日はメンバー全員で雑誌の撮影で、いつも賑やかな控室で俺だけがスマホをいじってた。
「なに？彼女でもできた？」
「え？」
「顔、ずっとニヤけてる」
話の輪から抜けたニカが俺の座るソファーにドカッと座って、その勢いのままスマホを覗き込んだ。
「うわっ、めっちゃやりとりしてんじゃん！」
確かに昨日の夜から今に至るまで寝てる時以外はずっと連絡を取り合ってる。
内容は『朝ご飯なに食べた？』とか『今日の占い最下位だった』とかくだらない事だけど…
まだ私生活の見えないAちゃんの中に俺の存在があるだけでも嬉しいと思う。
返信がある限り、きっと他の男と一緒じゃないと思えるから。
…って、俺は彼氏でもないのに深読みしてキモいな。
「んで、どこまでいってんの？」
「どこまで？」
「いい感じなのかってこと」
「いや、昨日で2回目。しかも複数だし」
「2人で飯行ってないの？」
「だって知り合ったの最近だし。
連絡先聞いたのも昨日だから…」
「珍しく時間かけるね〜」
珍しく？
それは語弊があるだろ。
俺は女見ると尻尾振ってる北山とは違うぞ。
「恋愛なんて勢いだよ、勢い」
急な上から目線の助言。
ニカってそんなに恋愛経験者だったっけ？
キスブサだいたい下位に選ばれてんのに？
「鉄は熱いうちに打てって言うじゃん」
貸してみ？って言いながら俺のスマホを手に取ると、
「ちょっ、何して…！」
「俺に任せなさい」
素早く指を滑らせてメッセージを入力していく。
“ 今日19時に終わるんだけど、ご飯でも行かない？ ”
スマホを取り返した時には画面に残るメッセージの色が変わっていた。
…送信されてる。。
「まぁ相手がガヤさんなら1回は来るでしょ」
「…いや、どうだろう」
そうも言えないんだよ。
手強いんだって。今回の相手は。
例え来てくれたとしても、それは所詮その他大勢の中の1人で�牴兇世�ら�瓩箸�じゃない。
「相手、業界の子じゃないよね？」
「うん、違うよ」
だけど業界の子よりも男を翻弄する魅力のある子。
なんで一般人なのかなって勿体無く思ってしまうほど。
…その時、手の中で震えたスマホ。
“ いいよー！残業しないように頑張る！”
メッセージを見た満面の笑みのニカと目を合わせた。
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珠美(プロフ) - 美月さん» 美月さん＊この作品も読んでいただき、ありがとうございます(*^^*)こういう小悪魔女子に憧れて書いてみました！コメントいただけて嬉しいです(^^)これからもよろしくお願いします！ (2021年9月6日 7時) (
レス) id: dad748ef2d (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 珠美さん、こんばんは(^^)こちらの作品も拝見させていただきました!!藤ヶ谷さんを翻弄してしまう主人公ちゃん、やりますねー（笑）こちらの展開もとっても楽しみです！どの作品も本当に素晴らしい!!方々にコメント失礼いたしました<(_ _)> (2021年9月5日 22時) (レス) id: 0eb5a1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - ぺこさん» ご指摘ありがとうございます！！！本当ですね…！致命的なミスをしてました(T_T)失礼しました。すぐに訂正いたします！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: dad748ef2d (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 太ちゃんじゃないですか？ (2021年8月27日 13時) (レス) id: 9baa58e5fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠美 | 作成日時：2021年8月26日 9時
