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「んもう、茜ってば…」
「Aちゃん、ごめんね…」
お酒に強いはずの茜が珍しく潰れちゃって、テラスのベンチで横たわってる。
そんな茜の肩を軽く揺さぶって起こそうとしてるけど、起きる気配ゼロ。
「なんで太輔くんが謝るの(笑)」
「幼馴染として、一応…」
茜の顔を覗き込むようにしてしゃがむ彼女が笑いながら俺を見上げる。
立ってる俺から見たこのアングルが、お酒のせいもあって良からぬ妄想へと転換しそうになる。
膝を抱え込んで上目に俺を見る彼女を脳内でどうにかしようなんて…今日の俺はまじでどうかしてる。
「その発言はもう幼馴染じゃなくて彼氏だよ?」
「…え?」
スッと立ち上がった彼女が俺に近付いてきて顔を覗き込む。
あまりの至近距離に言葉を失う。
出会ってからこんなに近くで彼女の顔を見たのは初めてだった。
大きな瞳
長い睫毛
ぷくっとした唇
たぶん今の俺、見つめすぎて寄り目になってる。
ふふって微笑んだと思ったら「動揺しすぎ」って胸の中心をツンっと突かれた。
その一瞬の出来事に心臓がバクバクして、触れられた箇所に全神経が集中する。
暑い…
熱い…
すっげー心臓が痛い。
「私タクシー呼んでくるね」
クルッと俺に背を向けた時に揺れた髪から香った彼女の匂い。
香水じゃない。
もっと自然なやつ。
そのまま追いかけたくなる衝動を抑え込んで、テラスを出ていく彼女の背中をただ黙って見つめてた。
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珠美(プロフ) - 美月さん» 美月さん*この作品も読んでいただき、ありがとうございます(*^^*)こういう小悪魔女子に憧れて書いてみました!コメントいただけて嬉しいです(^^)これからもよろしくお願いします! (2021年9月6日 7時) (レス) id: dad748ef2d (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 珠美さん、こんばんは(^^)こちらの作品も拝見させていただきました!!藤ヶ谷さんを翻弄してしまう主人公ちゃん、やりますねー(笑)こちらの展開もとっても楽しみです!どの作品も本当に素晴らしい!!方々にコメント失礼いたしました<(_ _)> (2021年9月5日 22時) (レス) id: 0eb5a1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - ぺこさん» ご指摘ありがとうございます!!!本当ですね…!致命的なミスをしてました(T_T)失礼しました。すぐに訂正いたします! (2021年8月27日 14時) (レス) id: dad748ef2d (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 太ちゃんじゃないですか? (2021年8月27日 13時) (レス) id: 9baa58e5fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年8月26日 9時