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「宮田さん、！！」
「？？」
廊下に置かれた自販機で今まさに飲み物を買おうとしてる宮田さんがゆっくり振り向いた。
「あ、あの…聞いてもいいですか？」
「ん？」
「これの意味です」
大事に大事に胸に抱えて来たキャンディーの箱を差し出す。
「…意味なんてないよ」
「嘘です！さっき藤ヶ谷さんから聞きました！」
「……」
「ちゃんと言ってください！
宮田さんの口から聞きたいんです…！」
回り込んで自販機と宮田さんの間に立ちはだかれば目を丸くして驚いてる宮田さんが諦めたように優しく笑った。
「俺こういうの苦手なんだよなぁ…」と困り顔で頭を掻いて、それでも引き下がらない私に観念したのか意を決した顔をする。
「一回しか言わないからね」
うん、と首を縦に振る。
「好きだよ、Aちゃんのこと」
いつもの優しい表情で照れ臭そうに笑ってる宮田さんはこれ以上にない�狠砲蕕靴き甦蕕鬚靴討拭�
「バレンタインにマカロンくれたでしょ？」
「あ、はい」
「それに答えなきゃって思って」
「答える、？？」
百貨店の地下で美味しそうなマカロンを見てそれが7色あったからキスマイみなさんにピッタリだなぁと思って渡したマカロンのこと…？
「えっ？！待って！もしかして俺の勘違い？！」
「あ、いや…あれは、」
「うっわー俺とことんダメな奴じゃん…」
あからさまに落ち込んで自販機に頭をぶつけて項垂れてる姿が無性に愛おしくて、やっぱり宮田さんのこういう柔らかいところが好きだなって笑みが溢れる。
「宮田さん、どうぞ」
「え？」
宮田さんの手を取ってもらったキャンディーを一つ手のひらに置く。
「私からも、本命です」
「っ、本当に？いいの？」
「よろしくお願いします」
「うん！よろしく！こちらこそ！やったあー！」
少年のようにガッツポーズをして急にはしゃぎだした宮田さんの変わりように私まで笑いが止まらなくなる。
私が一番欲しかった�犢イ��瓩鬟廛譽璽鵐箸帽�めて渡してくれた。
さて、次はどんなプレゼントを贈り合おうかな__
Fin...
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作者名：珠美 | 作成日時：2023年1月27日 9時
