今更_2 ページ18
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「私ね、彼氏できたの！」
世界一聞きたくなかった人からの報告。
番組スタッフを好きになって半年__
思いっきりタックルされたような衝撃が走って、何も言えないまま立ち尽くしてた。
「え、ニカくん？聞いてる？」
「…あ、聞いてるよ、おめでとう」
「うん、ありがとう！
それでね、一つ聞いて欲しいことがあって、」
「ごめん、もう行かないと」
全然普通に出来なくて、心配そうに見つめるAちゃんを追い払うように俺はその場から離れた。
確かに言った、
「なんで彼氏つくらないの？」
「周りが放っとかないでしょ」
そんな言葉たちが彼女の背中を押してしまったのだろうか…。
その後もずっと上の空で、どんな風に仕事をこなしたか記憶にない。
『ニカくんこそどうして彼女つくらないの？』
『ニカくんって凄い気遣いできる人なんだね』
Aちゃんからの�爛縫�くん�畍討咾�頭から離れない。
彼女つくらないのは単純にAちゃん以外に興味がないだけ。
気遣いできるってAちゃん相手だから頭フル回転させて必死に先回りしてたんだよ。
Aちゃんのためにしてきた行動全てに意味があって、それに気付いてもらえなかったから彼女は他の人のところに行ってしまった__
◆
◆
「久しぶり」
「あ、ニカくん！」
ここ最近、大人げなくAちゃんを避けてきた。
だから声掛けたのもすごく久しぶりで、それでもいつもと変わらない笑顔で俺を見る。
「この間は話途中で切っちゃってごめん。
今日ご飯でもどう？話聞くけど」
見たこともないAちゃんの彼氏を想像するだけで腸が煮えくり返るほどなのに、わざわざ自分から辛い選択してる俺って本当にイイ奴だよなぁ…なんて思いながらも誘ってみた。
番組のスタッフでもあるから気まずくはなりたくない。
せめてスタッフとタレントとして繋ぎ止めておきたいだけ。
この際�犁じ�いの出来るイイ奴�瓩能�わってもいい。
「…あー、」
Aちゃんの顔が曇ったのを俺は見逃さなかった。
俺が何か言う前に向こうから口を開く。
「うん、話聞いてもらおうかな」
そう口にしたAちゃんの笑顔がいつもより弱々しく見えた。
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珠美(プロフ) - にー_ki..2さん» 今回も読んでいただきありがとうございます♡ちょっと意外な角度か書いてみました(*^^*)たまらんですよね！(笑)引き続き頑張りたいと思います*\(^0^)/* (2023年1月11日 18時) (
レス) id: 66068e94e8 (このIDを非表示/違反報告)
にー_ki..2(プロフ) - ニヤニヤしましたw最高です！笑 (2023年1月11日 18時) (レス) @page43 id: 4939f2c9dc (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - にー_ki..2さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます♡♡これからも頑張って書いていきますので、よろしくお願いいたします(*^^*)♩ (2022年12月26日 9時) (レス) id: 66068e94e8 (このIDを非表示/違反報告)
にー_ki..2(プロフ) - 珠美さん» どのお話も短編なのに長編を読んでいるような読み応えがあり、たくさん楽しませてもらってます！これからも楽しみにしています！！ (2022年12月25日 23時) (レス) id: 4939f2c9dc (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - にー_ki..2さん» 読んでいただきありがとうございます！(*^^*)そして嬉しすぎるコメントありがとうございます！！！励みになります(;_;)♡引き続き楽しんでいただけたら幸いです！ (2022年12月23日 13時) (レス) @page30 id: 66068e94e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠美 | 作成日時：2022年11月29日 12時
