検索窓
今日:3 hit、昨日:54 hit、合計:69,073 hit

44. ページ44

.




手を洗った後に鏡の前で軽くリップを塗り直す。




あぁーなんて返そうかな。


私も友達とご飯に来てます、とか?





スマホを片手にトイレを出て、薄暗い店内を戻ろうと角を曲がった時……



「…っ、あ!すみません…っ!」



同じタイミングでこちらに来ようとした人とぶつかりそうになった。



ながらスマホしてた私が完全に悪い。






「っ、ごめんなさい…!」


「…あ、いえ。」





頭を下げて相手の顔を見ると、向こうも顔を上げる。








………え?









「……っ、なんで……?」



「…え?Aさん?」







目の前にいるのは、玉森くん。




帽子も被ってない、素の状態だからすぐにわかった。







「えっ…な、何して……?」



「あ、仕事終わりでご飯に……」







そっか。


うん、さっき見たわ、そのLINE。







「えっ?

……Aさんは?」



「あ、私?

わ、私も、友達とご飯に…!」






合コンなんて言えなかった。



てか、休みの日に会うなんて、そんな偶然ある?



しかも昨日会ったばかりで、まさかの今日。



私どんだけ玉森くんの引き強いの。



ファンなら運命感じちゃうところかもしれないけど、ド素人の私からすればただのプライベートを見られた気分で凄く複雑。



.

45.→←43.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (75 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
256人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月18日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。