42. ページ42
.
「このお店、麻里奈が見つけたの?」
「…まさか!
向こうの幹事から送られてきたの!」
入口からして雰囲気のあるお店に、いつもの合コンとは違う印象を受ける。
きらびやかなシャンデリアのある個室。
部屋自体も広くて、それに見合ったサイズのテーブル越しの相手との距離も若干遠い。
テレビ局って言ってたけど……
やっぱりお洒落な人が多い。
その格好で働いてOKなんだ、と感心したのが第一印象だった。
『麻里奈ちゃん、今日はありがとね〜。
こんなにレベルの高い女子と飲めるなんてこっちもテンション上がっちゃうなぁ!』
「CAと飲みたいってずっと言ってましたもんね!
あ、ちなみにあと2人来ますけど、全員大事な同期なんで!お持ち帰りとか今日はNGですからね!」
冗談まじりで笑ってるメガネの人。
この人が向こうの幹事なのかな?
後から同期2人も来て、乾杯を合図に始まった合コン。
今日も散々チヤホヤされて、相手の気分も良くするために持ち上げる。
相当CAと飲みたかったんだろうね。
向こうのお酒のペースがだいぶ早い気がする。
.
256人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月18日 8時