20. ページ20
.
『…っもしもし、
…あ、はい。そうですか!
すみません!ありがとうございます!』
運転席に座ってるマネージャーが電話を受けて、声のトーン的にニカのAirPotsが見つかったと予想がついた。
『…はい。わかりました。今行きます!』
電話を切ったマネージャー。
「…見つかったって?」
『あ、はい!
ちょっと取りに行ってきます。
……みんな、寝てます、よね?』
「うん、寝てる。当本人も。」
『…ちょっと待っててもらえますか?
鍵は締めていくんで。』
「あ、いいよ。俺起きてるから。
こんな時間、誰も来たりしないでしょ。」
すみませんって頭を下げながら車を降りたマネージャー。
真っ暗な空港の方ではなく、後ろの方の電気のついた建物の中に入っていった。
……あれが会社、なのかな?
ふと彼女に視線をまた移す。
誰かと待ち合わせ?
でもこんな時間に?
スマホを見て立ってるAさんを窓越しに眺める俺。
スモークのかかった車だから向こうは気付いてない。
.
256人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月18日 8時