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Aさんが持ってきてくれたチーズケーキ。
……美味しそう。
「こちらのチーズケーキ、メニューにお店の案内も載ってて、良かったら機内のWi-Fiを使って調べてみてください。」
宮「え?Wi-Fiあるんですか?」
「はい。無料でお使いいただけます。」
宮「すげー!ゲームし放題じゃん!」
藤「…チーズケーキ調べろよ(笑)」
ガヤさんのツッコミに同感。
俺の前にも出されたチーズケーキ。
「…飲み物、どうしますか?
コーヒー、紅茶、冷たいお茶もありますけど。」
さっき2回も断っちゃったから、俺の顔色をすげー伺ってる。
上目に見る彼女に、
「じゃあ、俺もオリジナルドリンクください。」
今回ばかりは勇気を出して目を合わせた。
「…はい、かしこまりました!」
ホッとしたのか、満面の笑みを見せてくれた。
自然の、本来の、彼女の笑顔。
……ん?胸がざわつく。
すぐに俺の前に出されたグラス。
一口飲むと、やっぱり美味しい…!
チーズケーキも勧めるだけあって本当に美味しかった。
宮「俺、これ買おう。」
玉「買えんの?」
宮「見て!ネットで買える!」
玉「…本当だ。」
早速Wi-Fiを繋いで調べてる宮田。
玉「…ちょっとトイレ」
俺は宮田の前を通ってトイレのあるだろう方向へと向かった。
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月18日 8時