11. ページ11
.
宮「あれ?行きの…!」
俺が言いたかったことを代弁してくれた宮田。
…でかしたぞ。
「覚えててくださったんですね。
ありがとうございます。
今日も担当します、Aです。」
左胸に付けた名札を手差ししながら軽く会釈した彼女。
眩しすぎる笑顔をただ見つめる。
宮「え?俺らの担当ですか?」
…おい、バカ。んなわけねーだろ!
キスマイ担当のCAなんて聞いたことないだろーが。
「ふふっ。
残念ながら担当ではないので本当に偶然です。」
宮「あ、ですよねー。
にしても凄い偶然ですね。」
玉「………」
でも宮田のボケのおかげでAさんが声を出して笑った。
俺は何も言えず、ただただ宮田の隣で遠慮がちに合わせて笑ってるだけ。
…いや、笑えてんのか?俺。
「お忙しいスケジュールかと思いますので、機内ではどうぞゆっくり過ごしてください。」
宮「そうさせてもらいまーす!」
おちゃらけた宮田の反応に、また会釈して微笑んだAさん。
彼女が立ち去ると宮田がすぐに俺の方を見る。
宮「…めっちゃ可愛いー!!」
玉「……宮田、声。聞こえる。」
小声で言ってるつもりでも気持ちが全面に出ちゃってるから。
いや、でも人懐っこい宮田のおかげで彼女の笑顔が見れた。
宮田越しだけど話した気になれた。
あぁー飛行機振り替えなくて良かった。
.
256人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月18日 8時