第57話 ページ9
あれからすっかり泣き止んで気分も晴れて…マシホさんと他愛もない話を続けていた。
ms『なおの部屋って物が少ないよね。持ってきたものこれで全部?』
なお『/////』
ms『はぁーー。もう………
なお。なお?なおー!
名前呼ぶ度にニヤニヤしやんでよ。』
だって//何でか分からないけど嬉しくてニヤけちゃうんだから仕方ないじゃない♪
なお『//ニヤけ…てないですw』
ms『はぁ〜ホンマに危なっかしい………その顔…どんだけのもんか自覚した方がええよ。』
ん?このセリフ。どこかで聞いたような………
なお『あ!それ前にジフニオッパにも言われましたw』
ms『はぁ〜、、、既にあちこちに撒き散らしてるやん!
(…ジュンギュヒョンもやし…。イェダミなんか本気やし…ハルトも?ジョンウもか………)
アサヒがおるのに…あかんやろ。
……あんま酷いと閉じ込めて鍵かけんで?!なおちゃんわかった?』
物が少ないとマシホさんが言ったので部屋を見回して…確かに…なんて思いながら棚の前に行って本のズレを直しながら答える。
なお『いつもマシホさんの言うことは半分くらい…よく分かりませんw』
なんか色々言われてしまってよく分からない。
小さい声でよく聞き取れなかったけど、ジュンギュとかイェダ厶とかジョンウとか…優しい人達の名前が出てた。
私の中で、お友達になりたい選手権があったら上位争い激しそうな3人の名前が出てきたけど、ハルトくんとかひーくんとか?何言ってるのかちょっと分かりません??
ms『分からへんかったらええよ。こっちはこっちで本気で動くだけやから。』
マシホさんは私の後ろに立って棚に並ぶ本の一冊を手に取りながらそう言った
なお『今のそれもよく分からないですwマシホさんの言葉はなぞなぞみたいです…』
マシホさんは私の言葉には何も答えなかった。
そして右手で取った本を左手で支えながら私の前で開いて見る…
こ、これは図らずも……いわゆるバックハグという状態ではないだろうか///
ゆっくりとページを捲りながら耳元で話す
ms『なお………この本貸して?』
なお『えっ////!あっ、ど、どうぞ…』
慌てて答えると私から離れて、いつものにこやかな笑顔で 『ありがとう!おやすみ♪』 と言ってそのまま部屋を出て行った。
マシホさんは、たまに爆弾みたいな威力のなぞなぞを堕とす。でもヒントをくれない。
なぞなぞは苦手だ…。
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作者名:tumetume | 作成日時:2021年11月20日 23時