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第75話 ページ27

ms『え?なんで?//なお?』

なお『ハムちゃん起こすために来ました♪
まだ布団の中に居ますか?見ていいですか?ハムちゃ〜〜んどこですかぁ〜??』

そう言うとマシホさんは
『あかんやろぉぉ//』
と大声をあげながらガバッと大袈裟に布団を被ってしまった。

なお『あ〜!そんなに乱暴にしたらハムちゃん潰れちゃいますよ!』

私がそう言うと、今度は 『はぁ〜〜〜』 と長く息を吐いてから布団から顔を出して、ベッドの端に腰掛けている私の顔をじーっと見て言った。

ms『まだヒョンに騙されてたん?ハムスター飼ってへんよ。俺がハムスター//』

なお「ウェ?モエヨ?!」

ms『俺らを表す動物がそれぞれ決められてて俺はハムスターなの。ヒョンはパンダ。だからヒョンが起こすハムスターは俺なの。分かった?』


なるほど、そういう事だったのか……分かったような分からないような…。

ms『で、なお 。一応確認なんやけど…他のメンバーもこんな風に起こしてるわけやないやんな?』

なお『…………』
これは…答えていいやつ?答えない方がいいやつ?
とりあえず聞こえない振りしておこう…

ms『はぁ〜。』
何も答えない私をしばらく黙って見ていたマシホさんは布団から起き上がると、また長く息を吐いてから私の体に後ろから腕を回しギュッと力を込める。
ms『そろそろ鍵かけとかなあかんかなぁ〜。な〜なおちゃん?』
………………

ms『また、聞こえない振りしてるん?今のこの状況もなんとも思わんの?俺にギュッてされてるよ?』

なお『// マシホさんに後ろから羽交い絞めにされています。』

ms『羽交い絞めちゃうわw』

それからしばらく2人で笑っていたらマシホさんが 『お腹空いた』 って言ったので 『ご飯食べましょう♪』って顔を見合わせてまた笑った。

そしてマシホさんはベッドから出ると今度はニヤリと笑って

ms『明日からも毎日イイ子イイ子して起こしてくれるん?w 』

そう言って下を向いてから寝癖を直すようにわしゃわしゃと前髪を掻き上げた。
そのあとに上げた顔が見たことないくらいに……格好良くて…思わず触れようと手を伸ばしてしまうところだった。


な、なんだあれ…。/// 寝姿は超可愛い3歳児なのに…
なぜ起きた途端にあんなに色気を振り撒けるのでしょうか?

…あの色気…一体どのタイミングでどこから湧いてくるのでしょうか…。

どなたか…【マシホ生態図鑑】をお持ちの方はいませんか!!

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設定タグ:TREASURE , マシホ , トレジャー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:tumetume | 作成日時:2021年11月20日 23時

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