第64話 ページ16
その日の夜、自室のある1202で夕飯の支度をしてみんなと食事を共にする。
担当曜日ではないけれど、みんなもその時間に居たので声を掛けてみたら「お腹空いた！」と言われたので、ついでと思い5人分用意した。
普通なら世のお母さん方のようにリビングの扉を開けて “ごはんよ〜” なんて大声で呼ぶところだけど。この時間、ここではそれはご法度！
誰かが電話していたら？誰かが動画を撮影中だったら？
基本的には動画撮影の場合、事前に知らせてはくれる。一瞬でも声だけでも映り込んだらそのネタは使えなくなるからだ。
ましてや電話は予期せず掛かってくるもの…事前に知らせるなんてできないし。
普通に生活していても私の存在が分かるようなものは共有スペースには何一つ無い。それは最低限のマナーだと思っているから。
ジフニオッパの部屋のドアをノックする。
「はい、どうぞ〜」と返事を受けてドアを開けて、撮影や電話をしていないと確認してから初めて声を出す。
なお「オッパ？ご飯ができたのでみなさん呼んできてくださいね。」
一人にだけ声をかけて後はその人に任せるのだ。用心が習慣になればそれは日常になる。
もちろん例外はあるけど。例えば朝とか。
起こして！と書かれた時間には…若干名の場合だけ…大声を出すこともある。
ハルトくんとか、ハルトくんとか、ハルトくんとか…だっていたずらばっかするんだもの！
「チャィル モッケスムニダー！！」
なお「美味しく召し上がれ〜」
5人揃ってイタダキマスをして食事を始める。
jw「ヌナ〜。これ、タッカルビ、何で同じの2つあるの？？」
なお「右がチーズなしの辛いの。左はチーズありの辛くないの。」
ms『なお、ありがとう〜♪』
なお『いいえ〜♪美味しく食べてくださいね♪』
マシホさんはあまり辛さに強くないので、というか日本人メンバーはみんな。なので半分の量ずつ2つ作った。私もそんなに強くはない。
日本人メンバーのためにも、いつも辛さは調節出来るようにしたり、初めから2種類作るようにしている。
顧客満足！それが我が社のモットーです♪
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作者名：tumetume | 作成日時：2021年11月20日 23時
