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照史先生 side
朝から、元気のいい声が響く小学校。
下足室のところで児童たちと挨拶を交わしながら、今日もともくんのことを待つ。
さっきお母さんが持ってきてくださったともくんの荷物を、片手にひょいと持って。
1年生よりも、ちっちゃい身体。
一目見ただけで、ともくんやってわかって、今日も1日が始まるんやな、って改めて感じる。
「あきとせんせ、おはよー！」
「おはようさん！ 今日もいっしょに来て2人仲ええんやなぁ！」
そんなともくんの手を、グイグイ引っ張ってきたのは、幼馴染で同じクラスのやんちゃ坊主、だいき。
あーあー、そないに引っ張ったら、ともくんが学校に入る心の準備できてないやんか。笑
2人のええところは、ほんまの友達同士であるところ。
決して、連れて行ってあげてるわけでもないし、ついて行ってるわけでもない。
お互いが一緒にいたくて、一緒に遊びたくて、仲良くしてる。
こういうのってええよな。
絶対一生もんの友達になれると思うわ。
「今日、ともくん、あさからにじいろさんちゃうやんな！」
「ん、せやで？ よう知ってるやん！」
「あたりまえやし！ ともくんいこ！」
にじいろさん、とはうちの小学校の支援学級のこと。
朝の会は日替わりで、クラスで受けたり、にじいろさんで受けたりしてる、ともくん。
クラスではみんなと一緒に過ごす練習で、にじいろさんでは自ら動く練習が主な活動。
今日は、朝の会がクラス、ほんでいつものように国語と算数のみ、にじいろさんに行く。
朝からともくんがクラスにおることが嬉しいのか、だいきはそのままグンと手を引っ張り、ともくんを靴箱の方へ。
急いで後を追った。
クラスに行くにしても、俺はともくんの専属で側におる担当やから。
「ともくん、くつぬいでー。 はい、うわぐつどーぞ！ ほんでー、くつはここ！ よっしゃ！おっけー！ いこ！」
でも、おんなじクラスが2年目ともなれば、だいきがともくんの大概のことをサポートしてくれるようになって、正直、授業以外の出番はほとんど無くなってきた。笑
生活もそうやけど、遊ぶ時も複数の輪に一緒に行くようになって。
ともくんは、まだその輪には慣れへんくて、戻ってきちゃうのが多いけど。
成長してる姿が見られて、俺も嬉しい気持ちになる。
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なー(プロフ) - 今、1番大好きなお話です。ともくんの成長を見ると泣きそうになるぐらい嬉しいです！すごい癒されます！移行しても頑張ってください！！ (2018年8月12日 15時) (
レス) id: 21607eee37 (このIDを非表示/違反報告)
琉櫂(プロフ) - 七不思議さん» ありがとうございます！全然大丈夫です。移行しても更新頑張ってください (2018年8月12日 13時) (レス) id: 7cf17c38fd (このIDを非表示/違反報告)
七不思議(プロフ) - 琉櫂さん» リクエストありがとうございます。 とてもいいお話だと思うのですが、設定上ダンスを習わせるのはちょっと違うのかなと思ったので、少し内容を変えて書かせていただきたいと思います。 ご了承ください。 (2018年8月12日 12時) (レス) id: eb5ea6ffae (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - ともくんのお喋りのリクエストをさせて頂きました。有難うございます！こっちまで泣きそうになりましたよ…成長したね！って物凄い感情移入しました、、これからも頑張ってください！ (2018年8月12日 12時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - コメント失礼します。いままで色々お話を読んで来ましたが、ここまで私のツボに入るお話は初めてです！（笑）これからも更新楽しみにしています(^.^) (2018年8月12日 11時) (レス) id: 532d5f562d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2018年8月7日 13時
