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今日は、誰もが待ちに待っていた華金で。しかも、残業もなく定時丁度で帰れるんだから、二階堂くんが私を誘いに来ることは当然予測出来ていた。だから、あくまで自然に、スマートに断るつもりだったのに。
「…は？なんで？」
これまで、二階堂くんからの誘いには十中八九乗っていた私。そんな私に、まさか断られるなんて思ってもみなかったらしい彼は、愛嬌たっぷりの懐っこい笑顔は何処へやら、訝しげな視線を突き付けてくる。
「……ちょっとね、用事が…」
「用事ってなんの？」
「え？」
「……」
「……」
言えない、と思った。別に普通に言えばいいのに、なんでかは分かんないけど･･･
「A〜！」
「っ、…先輩、」
「あれ？あんた化粧直さなくていいの？」
化粧をばっちり治してきた先輩が、キョトンとした顔で私を見つめている。反対側からは、二階堂くんの視線。･･･何この状況。
「なんだ、先輩と約束してるんじゃん」
「え…」
「先輩、A譲ってよ」
「は？なんでよ」
「Aと飲みに行きたい気分だから」
「……断る、」
「え〜！そこをなんとか…」
「Aっ、こんなバカほっといて行くよ！」
そう言って、先輩が私の腕を掴んで入口に連れて行く･･･のを、二階堂くんが阻止した。もう片方の腕は、二階堂くんの手に掴まれてる。･･･だから、何この状況。
「ちょっと二階堂！」
「俺明日から残業なんすよ！」
「はぁ？だから何」
「今日逃したら来週までAと飲み行けないの！だから今日だけは譲ってよ！」
「あんた誰に向かって口聞いてんのよ」
「譲ってください！」
「無理」
バチバチと、先輩と二階堂くんの間に火花が見える。私の為に争わないで！なんて、冗談を言える柄でもない私は、ただただその光景を苦笑いを浮かべながら眺めるしかない。ていうか、ホントになんなのこの状況。
「……じゃあ俺も行く、」
「はぁ？無理に決まってるでしょ」
「なんで！」
「敬語！」
「なんでですかっ！」
「合コンだからよ」
「はぁ？！」
「早くその手を離しなさい」
「…無理、合コンなら余計行かせられない」
ぎゅうっと、二階堂くんの手に力が篭もる。ちょっと痛くて顔を顰めると、二階堂くんが「あ、ごめん」って眉尻を下げた。謝るくらいなら、手を離してほしい。
「……あのねぇ、あんたがそうやってAを縛るからダメなのよ」
「は？何が？」
「A、もう27よ？」
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nanaco(プロフ) - 桃マスカットさん» こんばんは( *´艸｀)💚(絵文字使えるようになったことを忘れてた←) ですよね、後輩二階堂くんめちゃ可愛いですよね…😭✨コメントありがとうございました ( *´꒳`*) (2021年12月22日 23時) (
レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
桃マスカット(プロフ) - 今回の後輩二階堂くんもめっちゃ可愛かったですー💚こんな後輩に懐かれたいです(*≧艸≦) (2021年12月22日 14時) (レス) id: 21ddaf22cf (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - ばーばぱぱさん» ばーばぱぱさん、コメントありがとうございます♪ そう言って頂けて嬉しいです(*^^*) (2021年9月18日 9時) (レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
ばーばぱぱ - なんか、、、 癒されるううう(♭・~・) (2021年9月16日 16時) (レス) id: c74ffed917 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - nokkoさん» nokkoさん、初コメありがとうございます♪ えぇっ、泣かせてしまってすみません(；；)笑 そうなんです…最初はくっつけるつもりだったんですが、気付いたらこのような結末に…番組とは違いハピエンにしたかったのに、結局こうなりました (;_;) いい男ですね…高嗣くん… (2021年8月29日 11時) (レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2021年7月1日 19時
